第79回カンヌ国際映画祭監督週間でのワールドプレミア上映、さらにアヌシー国際アニメーション映画祭2026長編コンペティション部門(2026 Feature Films: Official)への選出を果たすなど、公開前から世界的な注目を集めている長編アニメーション映画『我々は宇宙人』。このたび本作の主人公たちの少年時代を切り取った〈平成版予告〉が公開された。
本作は30年にわたる友情を描いた、かぎりなく青い旅立ちの物語。平成のある田舎町。内気で“普通”であることに悩む少年・翼は、小学三年生の春、クラスの人気者で“特別”な存在の暁太郎と出会い、親友になる。二人だけの遊び、意味のない会話、夕暮れの帰り道──世界は確かに、彼らのものだった。しかしある日を境に、暁太郎はクラスの中で浮いた存在となり、噂や視線が彼を囲んでいく。やがて起こる、取り返しのつかない事件。「もしもさ、俺が宇宙人だったらどうする?」これは二人の青春物語なのか? それとも消したい記憶なのか‥‥?


このたび公開された〈平成版予告〉では、翼と暁太郎が過ごした幼い頃の記憶とともに、平成の空気を感じさせる風景が映し出されていく。映像の随所に登場するのは、ねじり棒ゼリー、固定電話、コラショの目覚まし時計、ガラケーなど平成の子どもたちの日常にあったものたち。さらに休みを前に学校に置いていたお道具箱や置き傘をランドセルに背負って帰る姿など、当時を過ごした人ならどこか覚えのある何気ない風景も丁寧に描かれている。いつも一緒にいた二人の姿とともに、記憶を辿るようにあの頃が蘇っていく。




企画・脚本・監督を務めた門脇康平が目指したのは、次第に忘れつつある「平成の匂いや空気」を作品の中に閉じ込めること。さらに制作にあたっては、監督自身が実際に使っていたものや体験したことはもちろん、制作スタッフに馴染みのあるものや、見れば懐かしさを覚えるものなどをリストアップし、劇中に登場させるモチーフを選定。実在する商品については、制作スタッフが一社一社にアポイントを取り、当時の商品を借りるなど細部に至るまで平成のリアリティを追求した。
▼門脇康平(企画・脚本・監督) コメント全文
自分は平成8年に生まれました。自分の生きた「平成」という時代は、一言で感想をまとめることのできない複雑なものだなと思います。良い時代だったと、ひとまとめにするにはあまりに多くのことがあった時代です。この作品では、その空気感を捉えようと企画の時から考えていました。まだ「平成」が終わってそれほどの時間は経っていないものの、すでにだんだん忘れつつある匂いや空気を真空パックして、劇場で観ている間だけは感覚レベルで「平成」を思い出すことができるような‥‥そんな映画にしかできない体験を目指してつくりました。懐かしいモチーフ、当時だからあり得た人の動きや営みを見つけては、過去への愛おしさを募らせると思います。一方で、あの頃の何かを思い出してゾッとするような目線をスクリーンから感じるかもしれません。そんな「平成」という時代の空気感をすべてひっくるめて、もう一度2時間だけ感じてもらえたら幸いです。

映画『我々は宇宙人』は、2026年9月25日(金)より全国公開。

平成のある田舎町。内気で“普通”であることに悩む少年・翼は、小学三年生の春、クラスの人気者で“特別”な存在の暁太郎と出会い、親友になる。二人だけの遊び、意味のない会話、夕暮れの帰り道──世界は確かに、彼らのものだった。しかしある日を境に、暁太郎はクラスの中で浮いた存在となり、噂や視線が彼を囲んでいく。やがて起こる、取り返しのつかない事件。「もしもさ、俺が宇宙人だったらどうする?」これは二人の青春物語なのか? それとも消したい記憶なのか? 30年にわたる友情を描いた、かぎりなく青い旅立ちの物語。
企画・脚本・監督:門脇康平
出演:坂東龍汰、岡山天音、山﨑天(櫻坂46)、松井ケムリ、槙木悠人、中込佑玖、鈴木咲、末永陽
配給:TOHO NEXT・NOTHING NEW
©NOTHING NEW, MIYU PRODUCTIONS
2026年9月25日(金) 全国公開
公式サイト wearealiens