Feb 07, 2018 interview

「今年は女性が強い年だと思ってます」笠井信輔アナウンサーがアカデミー賞の行方を大胆予想!

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笠井

とにかく、こうやって見ていくと、作品賞は『スリー・ビルボード』『シェイプ・オブ・ウォーター』、そして私が観ていない『レディ・バード』が、残ってくるわけですよ。

なんか、異様に長くしゃべちゃってスミマセン。

あれ、この3本ってみんな、バカ・ザ・バッカが予告編担当してるもの?別に、忖度してませんからね。

消去法でこうなっただけですよ(笑)。

で、この中から選べって言われたら、う~ん

池ノ辺

じゃあ、今年はまだ最終的な予想が難しい?

笠井

うーん、まれにみる混戦ではないかと。

今年は『レディ・バード』に行くのかな?でも観てない作品を当てるのは賭けみたいだからなあ。

池ノ辺

『レディ・バード』は、お洒落で、とてもいい映画だった。

私はこれまた泣きっぱなしでした。

若い女の子が大人になっていく成長物語で、お母さんと娘の微妙なつながりみたいなものがよく描かれている。

お父さんの目から見ると、ちょっと分かんないって、くやしいって笠井さんは言うのかな?

それじゃあノミネート作品をすべてご覧になってアカデミー賞予想が出来たら教えてくださいね。

その時は、特別編としてまたお話しましょう(笑)。

(文:モルモット吉田 / 写真:根田拓也)


映画『今夜、ロマンス劇場で』

映画監督を夢見る青年・健司(坂口健太郎)は助監督として映画撮影所を奔走する日々。しかしなかなか仕事はうまくいかず、落ち込むことも多い。そんな健司の唯一の楽しみは映画館“ロマンス劇場”へ通うこと。古いモノクロ映画のヒロインである王女・美雪(綾瀬はるか)に心を奪われ、スクリーンの中の彼女に会うために映画館に通い続けていた。そんなある日、美雪が実体となって健司の前に現れる。モノクロ姿のままの彼女をカラフルな現実世界に案内するうち、二人は惹かれ合っていく。しかし美雪には、人のぬくもりに触れると消えてしまうという秘密があった。この真実に二人はどう向き合い、どんな答えを出すのか。ロマンティックで切ないラブストーリー。

映画『今夜、ロマンス劇場で』 監督:武内英樹 脚本:宇山佳佑 音楽:住友紀人 出演:綾瀬はるか 坂口健太郎 本田翼 北村一輝 中尾明慶 石橋杏奈 西岡德馬 柄本明 加藤剛 主題歌:シェネル「奇跡」(ユニバーサル ミュージック) 配給:ワーナー・ブラザース映画 2018年2月10日(土)公開 ©2018 映画「今夜、ロマンス劇場で」製作委員会 公式サイト:romance-gekijo.jp


PROFILE

■笠井信輔(かさいしんすけ)

株式会社フジテレビジョン 編成局アナウンス室ゼネラルアナウンサー

1963年東京都世田谷区生まれ。87年株式会社フジテレビジョンに入社。入社以来「タイム3」をはじめとしたワイドショーや「今夜は好奇心」「ザ・ウィーク」「めざましテレビ」といった情報番組を担当後、夕方6時のニュース番組「ザ・ヒューマン」のキャスターを務め、「ナイスデイ」司会を経て、現在は「とくダネ!」ニュースデスク。 映画担当アナのため、中学時代からの映画マニアぶり(年間新作鑑賞140本以上)をいかんなく発揮。映画関連の著書や連載なども行っている。 担当番組…「とくダネ!」(月~金 朝8時~9時54分)/ 「男おばさん」(CS放送 フジテレビONE TWO 日本映画専門チャンネル)

池ノ辺直子

映像ディレクター。株式会社バカ・ザ・バッカ代表取締役社長
これまでに手がけた予告篇は、『ボディーガード』『フォレスト・ガンプ』『バック・トゥ・ザ・フューチャー シリーズ』『マディソン郡の橋』『トップガン』『羊たちの沈黙』『博士と彼女のセオリー』『シェイプ・オブ・ウォーター』『ノマドランド』『ザ・メニュー』『哀れなるものたち』ほか1100本以上。
著書に「映画は予告篇が面白い」(光文社刊)がある。 WOWOWプラス審議委員、 予告編上映カフェ「 Café WASUGAZEN」も運営もしている。
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