2017年は興収ベスト3を『美女と野獣』などの洋画が独占！そして、2018年は強力シリーズの最新作が激突する！！

人気作のリブート版も多数、賞レースに絡む秀作も続々と公開！2018年、年明けの必見作は？

同じような理由で“リブート”作品もあり、アンジェリーナ・ジョリーの当たり役を、オスカー女優のアリシア・ヴィキャンデルで復活させる『トゥームレイダーファースト・ミッション』や、キャストが一新された『ジュマンジ／ウェルカム・トゥ・ジャングル』（実は物語は前作からつながっている）、女性だけのチームとなった『オーシャンズ8（原題）』、アニメになる『ザ・グリンチ（原題）』も2018年に日本及び全米で公開される。

こうしたシリーズやリブートの主流に立ち向かう作品として注目したいのは、『レディ・プレイヤー１』だ。主人公たちがVRで別世界を体験するアドベンチャーで、王道のエンタメ作でありながら、日本のガンダムなど人気キャラ＆アイテムが多数登場する上、未体験のビジュアルがたっぷり。マニア向け要素も濃厚なので、あらゆる方向で話題を集めるポテンシャルを秘めている。この『レディ・プレイヤー１』の監督はスティーヴン・スピルバーグ。2018年は『ジュラシック・ワールド／炎の王国』と『バンブルビー』で製作総指揮を務め、さらに監督作『ペンタゴン・ペーパーズ／最高機密文書』が賞レースにも絡み……と、ハリウッドの“顔”ともいえるスピルバーグが大活躍の年になりそう。

その賞レースという点では、すでに日本で公開された『ダンケルク』あたりも入ってきそうだが、ギレルモ・デル・トロ監督の趣味が凝縮された『シェイプ・オブ・ウォーター』や、人間ドラマとサスペンスの信じられない融合で見ごたえ満点の『スリー・ビルボード』、女子高生の揺れる心情を絶妙なユーモアで描く『レディ・バード（原題）』、男同士の純愛であらゆる観客の共感を誘う『君の名前で僕を呼んで』など、今年は抜き出た一作がない。最後の最後まで混沌としたレースになりそうで、それはそれで例年以上にワクワクする。アカデミー賞授賞式の前後に日本公開される作品もあるので、チェックしておきたい。

とりあえず新たな年を迎え、2018年の最大の話題作、ヒット作が何になるかを占ううえで、まだ『スター・ウォーズ／最後のジェダイ』を観ていない人は劇場へ駆けつけることをオススメしたい。そして、すでに同作を観た人は、年明けすぐに公開の『キングスマン：ゴールデン・サークル』で続編の面白さを再確認し、2018年、洋画のスタートダッシュに勢いをつけてほしい！

文／斉藤博昭

作品紹介

『ジュラシック・ワールド／炎の王国』

2018年7月13日（金）公開
配給：東宝東和
© Universal Pictures

『美女と野獣』

MovieNEX：4000円（税抜）
発売中
発売・販売元：ウォルト・ディズニー・ジャパン
©2017 Disney

『ラ・ラ・ランド』

スタンダード・エディション Blu-ray：4700円（税抜）　DVD：3800円（税抜）
コレクターズ・エディション Blu-ray：5800円（税抜）
発売中
発売元：ギャガ　販売元：ポニーキャニオン
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『スパイダーマン：ホームカミング』

ブルーレイ　＆　DVDセット：4743円（税抜）
発売中
発売・販売元：ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
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