渡辺淳一の「シャトウ ルージュ」を、娘・渡邉直子が女性視点で再構築し、映画化した『月がみている』。このたび本作にヴァンサン・ペレーズが出演することが決定し、あわせて予告映像が公開された。
『失楽園』『愛の流刑地』など、数々のベストセラーを世に送り出し、映像化作品でも常に大きな話題を呼んできた作家・渡辺淳一。そのビブリオグラフィの中でも、とりわけ議論を巻き起こし、“映像化不可”とも言われてきた一編『シャトウ ルージュ』が、没後12年を経てついに映画化される。監督を務めるのは、長年映画プロデューサーとして活躍してきた原作者・渡辺淳一の娘、渡邉直子。父が遺した物語に、女性ならではの新たな視点を加え、大胆に再構築した。毎熊克哉、小島梨里杏という主演2人がイノセンスあふれる熱演を見せ、黒木瞳、西岡德馬、吉田羊ら豪華な面々が脇を固める。

物語の舞台はフランス。順風満帆な結婚生活を送っているはずだった克彦(毎熊克哉)と月子(小島梨里杏)だったが、夫婦のすれ違いから、克彦は妻を性的なレッスンを施すというフランスの古城・シャトウに幽閉しようと目論む。衝撃的な設定だが、その先に待ち受けるのは、夫婦それぞれが「愛すること」の意味を見つめ直す、切実な人間ドラマ。映画の7割をフランスで撮影し、実在の古城を使用した映像美も大きな見どころのひとつとなっている。
このたび本作に、フランス映画界を代表する俳優ヴァンサン・ペレーズの出演が決定。『インドシナ』『王妃マルゴ』など、90年代のフランス映画を彩った名作の数々で日本の映画ファンにも広く知られ、近年では『ボレロ 永遠の旋律』にも出演。俳優のみならず、監督としても活躍している名優・ペレーズが演じるのは、克彦が月子を預けるフランスの古城“シャトウ”で暮らす謎の男・Z。物語の鍵を握る存在として、スクリーンに唯一無二の存在感を放つ。




あわせて公開された予告映像は、フランスの深い森と、その先にひっそりと佇む美しい古城を背景に、主人公・月子が何者かに誘拐される衝撃的なシーンから幕を開ける。監視カメラが設置された城の一室に閉じ込められた月子。その様子を別室から見つめる謎の男女。そして明らかになる、夫・克彦による偽装誘拐。妻との関係に悩みを募らせた克彦が月子に受けさせようとしていたのは、この城で施されるという“性のレッスン”だった‥‥。
しかし、月子が城で過ごすうち、物語は少しずつその姿を変えていく。それぞれの思いが交錯するなか、次第に明らかになる城の本当の姿とは‥‥。閉ざされた城と、その外に広がる雄大な自然。そのコントラストが、揺れ動く登場人物たちの心を映し出すかのように、物語に独特の解放感と余韻をもたらす幻想的な映像となっている。
映画『月がみている』は、2026年11月20日(金)より全国公開。

誰もが羨む順風満帆な結婚生活を送っているはずだった克彦と月子。しかし、月子は克彦の性的な求愛を受け止めきれず、克彦は不満を募らせていた。一計を案じた克彦はある日、妻をフランスへ誘い出し、性的なレッスンを施すという謎の“城”へと彼女を幽閉しようと目論むが‥‥。
監督:渡邉直子
原作:渡辺淳一「シャトウ ルージュ」(文藝春秋刊)
出演:毎熊克哉、小島梨里杏、黒木瞳、西岡德馬、吉田羊、ヴァンサン・ペレーズ(特別出演)
配給:キノフィルムズ
©︎2026『月がみている』製作委員会
2026年11月20日(金) TOHOシネマズ シャンテほか全国公開
公式サイト tsukigamiteiru-movie