クリステン・スチュワートがダイアナ元妃を演じ、賞レースを賑わす映画『スペンサー ダイアナの決意』が、2022年秋に公開されることが決定した。
1997年8月31日、ダイアナ元皇太子妃が交通事故で亡くなったというニュースは世界中に衝撃を与えた。スペンサー伯爵家の令嬢として誕生し、両親が7歳で離婚、チャールズ皇太子と恋に落ち、20歳で結婚すると瞬く間に人気者となったダイアナ。世界中で「ダイアナ・フィーバー」を巻き起こし、2人の息子を育て、死の直前まで人道支援活動に心を注いだ「愛の人」。36歳という短い生涯を駆け抜けた彼女の生き様は世界中の人々に希望と共感を与え今なお愛され続けている。
ダイアナ元皇太子妃がその後の人生を変える決断をしたといわれる1991年のクリスマス休暇を描いた本作は、本年度のヴェネツィア国際映画祭、トロント映画祭と名だたる主要映画祭で上映し、話題をさらった。アメリカ最大の映画評論サイトRotten Tomatoでも84%の好意的評価を獲得している。
この度、本作の予告映像が公開された。
世界中から愛されたダイアナ妃の悲しい出来事を基に、“寓話”として本作で描かれるのは、夫の不倫、王室の異様な抑圧、そしてマスコミに追われる日々に憔悴し、精神不安定なダイアナが決死の覚悟で過ごすクリスマスの3日間の物語。映像では、夫チャールズとその愛人カミラがダイアナに向ける意味深な目線、「言われた事だけをやれ」と冷たく言い放つチャールズの姿が切り取られており、王室で孤立するダイアナがぎりぎりの精神状態にまで追い込まれていく様子が窺える。壊れそうなほどの苦悩を抱え、全力で駆け、踊り、泣き崩れる等身大の姿も映し出され、女王という高貴な地位よりも、子供たちの母親という唯一無二の肩書をとることを選ぼうとするダイアナの強固たる決意が滲み出る。数々の映画賞で評価されているクリステン・スチュワートの名演と、全編フィルムで撮影された圧倒的な映像美、そしてダイアナの代名詞である華麗なるファッションも見逃せない。
また、予告映像のナレーションを務めるのは、『ルパン三世』の峰不二子役や、最近では『鬼滅の刃 遊郭編』の美しくも最強の敵、堕姫を演じた沢城みゆき。ダイアナの繊細ながらも芯のある女性の強さ、そして波乱万丈な人生をドラマティックなナレーションで表現する。
映画『スペンサー ダイアナの決意』は2022年秋、全国公開。
1991年のクリスマス。ダイアナ妃とチャールズ皇太子の夫婦関係はもう既に冷え切っていた。不倫や離婚の噂が飛び交う中、クリスマスを祝う王族が 集まったエリザベス女王の私邸サンドリンガム・ハウス。ダイアナ以外の誰もが平穏を取り繕い、何事もなかったかのように過ごしている。息子たちとのひと時を除いて、ダイアナが自分らしくいられる時間はどこにもなかった。ディナーも、教会での礼拝も、常に誰かに見られている。彼女の精神はすでに限界に達 していた。追い詰められたダイアナは、生まれ育った故郷サンドリンガムで、今後の人生を決める 一大決心をする。
監督:パプロ・ラライン
主演:クリステン・スチュワート、ジャック・ファーシング、ティモシー・スポール、サリー・ホーキンス、ショーン・ハリス
配給:STAR CHANNEL MOVIES
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2022年秋 全国公開
公式サイト spencer-movie.com