May 29, 2024 news

クー・チェンドン主演 ‟幻の傑作”とされた、若者たちの喪失と再生を描くロマンティック・コメディ 映画『狼が羊に恋をするとき』

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台湾映画『狼が羊に恋をするとき』が公開される。この度、本作の予告映像、日本版ビジュアル、場面写真が公開された。

本作は、台北駅近くに実在する予備校街〈南陽街〉を舞台に、そこで働く若者たちの喪失と再生を描いたロマンティック・コメディ。2012年秋に台湾で公開された後、日本ではSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2013 長編コンペティション部門、カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2014などで上映されたが、一般公開はされていない〝幻の傑作〟となっていた。

主演は、本作が、大ヒット青春映画『あの頃、君を追いかけた』に続く主演2作目となるクー・チェンドン。また、『ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。』主演の実力派女優ジエン・マンシュウにとっては、本作が映画初出演にして初主演作という、記念碑的作品でもある。

実写にアニメーションやコマ撮りを加え独特の世界観を創り出すのは、巨匠ホウ・シャオシェン監督がプロデュースした『ONE DAYいつか(原題:有一天)』で長編デビューし、本作が長編2作目となったホウ・チーラン監督。

南陽街で働きながら恋に悩む主人公ふたりのほか、彼らを取り巻く個性的な南陽街のキャラクターたちも登場。タンの働く印刷店の店長を演じるのは『悲情城市』で銀幕デビューを果たし、現在に至るまで数多くの話題作に出演し続ける名優ツァイ・チェンナン。シャオヤンの同僚を演じるのは、本作で映画デビューを果たしたグオ・シューヤオ。タンの相談に乗る謎の麺屋台の店主役を『セデック・バレ』で一躍有名になったリン・チンタイが演じる。

映画『狼が羊に恋をするとき』は、2024年6月14日(金)より下北沢トリウッドにて公開。

作品情報
映画『狼が羊に恋をするとき』

「予備校に行くね」とメモを残し、恋人のイーインが姿を消した。落ち込むタンが彼女を捜しにやってきたのは台北駅近くの予備校街、南陽街。タンはひょんなことから印刷店店長に拾われ、住み込みで働くことに。近隣の予備校から依頼されるテスト用紙の印刷に明け暮れる日々、タンはとある予備校の原稿に羊のイラストが描かれていることに気が付く。羊のイラストを描いていたのは「必勝予備校」のアシスタント・シャオヤン(小羊)だった。働きながらイラストレーターを目指す彼女は、海外留学してしまった元カレの帰りをこの街で待っていたのだ。タンはある日、羊のイラストが描かれたテスト用紙の原稿に出来心から狼のイラストを描き足し、印刷してしまう。テスト用紙上で会話を始めた狼と羊は瞬く間に学生たちの話題に。「狼は誰?」。そんなある日、タンはシャオヤンが元カレのことをあきらめ、この街を去ろうとしていることを知り‥‥。

監督:ホウ・チーラン

出演:クー・チェンドン、ジエン・マンシュウ、グオ・シューヤオ

配給:台湾映画同好会

©2012 Strawberry Time Films ALL RIGHTS RESERVED

2024年6月14日(金) 下北沢トリウッドにて公開

公式サイト note.com/sheeplovermovie