『ペパーミント・キャンディー』『オアシス』『バーニング 劇場版』などで知られるイ・チャンドン監督の8年ぶりとなる長編新作、Netflix映画『もしもの愛』。このたび本作がNetflix独占配信(2026年11月6日)に先駆けて、2026年10月23日(金)より一部劇場にて先行劇場公開されることが決定し、あわせて予告映像が公開された。
会社を解雇されたホソクと妻ミオクのもとに、ある出来事をきっかけでドキュメンタリー映画監督イェジとその夫サンウが訪れる。撮影が始まると、二組の夫婦の生活は次第に重なり合い、それぞれが抱えてきた欲望や感情が姿を現す。全く異なる生活を送っていた彼らの出会は、日常に微細な亀裂をもたらし、抑え込まれてきた感情や関係の綻びを浮かび上がらせる──人間の脆さと再生を描くヒューマンドラマであると同時に、社会のひずみが個人の生活に影を落とす現代に鋭い視線を向ける。

キャストには、『シークレット・サンシャイン』で第60回カンヌ国際映画祭女優賞を受賞したチョン・ドヨンと、『ペパーミント・キャンディー』で国内主要アワードを席巻したソル・ギョングが参加。『私にも妻がいたらいいのに』『君の誕生日』『キル・ボクスン』に続く4度目の共演であり、『君の誕生日』以来となる夫婦役となる。イ・チャンドン監督とのタッグは、チョン・ドヨンは19年ぶり、ソル・ギョングは24年ぶりとなり、長年培われてきた信頼と緊張感が夫婦の関係性に濃密なリアリティをもたらす。
もう一組の夫婦を演じるのは、チョ・ヨジョンとチョ・インソン。『パラサイト 半地下の家族』『メイド・イン・コリア』のチョ・ヨジョンと、『密輸 1970』『ムービング』のチョ・インソンは、いずれもイ・チャンドン作品初参加となり、異なる背景を持つ夫婦像に新たな層を加えている。多面的な人間模様を支える重層的なアンサンブルが、本作のドラマ性をいっそう豊かにする。

このたび公開された予告映像は、夜明け前の森を歩くミオクの姿から始まり、ホソクの言葉に涙を浮かべるミオクの表情から、長年積み重なった感情の重さが伝わる。続くドキュメンタリー撮影では、ストライキを語るミオクをホソクが黙って見つめ、その沈黙が夫婦の距離を示す。一方、イェジがサンウに「私はあの人たちを愛そうとしてるの」と語る場面が挿入され、四人の関係が静かに変化していく様子が描かれる。
後半には海辺の別荘で過ごす四人の姿も映し出され、思いがけない出会いがもたらす心の揺らぎと物語の行方を予感させる。静謐な映像と繊細な演技が、深い余韻をもたらす予告映像となっている。

Netflix映画『もしもの愛』は、2026年10月23日(金)より一部劇場にて先行公開。2026年11月6日(金)よりNetflixにて独占配信。

会社を解雇されたホソクと妻ミオクのもとに、ある出来事をきっかけでドキュメンタリー映画監督イェジとその夫サンウが訪れる。撮影が始まると、二組の夫婦の生活は次第に重なり合い、それぞれが抱えてきた欲望や感情が姿を現す。
監督:イ・チャンドン
出演:チョン・ドヨン、ソル・ギョング、チョ・インソン、チョ・ヨジョン
2026年10月23日(金) 一部劇場にて先行公開
2026年11月6日(金) Netflixにて独占配信
作品ページ もしもの愛