Mar 10, 2023 news

アカデミー賞までに押さえておきたい ディズニー制作スタジオ作品10選

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いよいよ授賞式まで秒読みとなった第95回アカデミー賞。
本年度、ウォルト・ディズニー・カンパニーの制作スタジオが最多22のノミネートを獲得している。

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』では作品賞を含む主要4部門、ただいまディズニープラスで配信中の『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』においては、MCU初のアカデミー賞助演女優賞のアンジェラ・バッセットを含む5部門に、そして『イニシェリン島の精霊』では作品賞を含む主要8部門9つのノミネーションを獲得した。

ここでは、2023年3月12日(米国時間)の開催を前に、アカデミー賞を牽引するディズニーの制作スタジオが手がける、過去のアカデミー賞受賞作・ノミネート作品の一部を振り返る。気になった作品があったなら、これをきっかけに、試聴し楽しんでいただきたい。

記憶に新しい第91~94回のアカデミー賞受賞作品

昨年の第94回アカデミー賞では、『タミー・フェイの瞳』で実在の人物を演じたジェシカ・チャステインが主演女優賞に輝いたほか、メイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞。また今年2年連続で8度目のノミネート(うち2回受賞)となったスティーブン・スピルーバーグ監督が、初めてミュージカルに挑んだ『ウエスト・サイド・ストーリー』も話題を呼んだ。

第93回アカデミー賞の作品賞ほかを受賞した『ノマドランド』は、中国出身のクロエ・ジャオがアジア系女性監督として監督賞を受賞し、アカデミー賞の歴史にその名を刻んだ。ジャオ監督の活躍は、今年もますます存在感が際立つアジア系作品の勢いにつながっていくとみられています。

思えば第91回アカデミー賞での、伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ』でエジプト系のラミ・マレックが、アラブ系俳優として初の主演男優賞を受賞して記録を作ったことも忘れ難い瞬間でした。

第91回アカデミー賞では、異色の宮廷ドラマ『女王陛下のお気に入り』にも注目が集まった。オリヴィア・コールマンが主演女優賞を受賞した本作は、ギリシャ出身の鬼才・ヨルゴス・ランティモス監督の個性が全開。アカデミー賞における多様性が進んでいることは、各国のエッジの効いた監督たちが評価されている近年の傾向からもよくわかる。

何度でも見たい色あせない傑作

デル・トロ監督による普及の名作『シェイプ・オブ・ウォーター』、ナタリー・ポートマンが主演女優賞を受賞した、ダーレン・アロノフスキー監督による異色のサイコ・スリラー『ブラック・スワン』などは、アカデミー賞受賞作としては異色の娯楽性と芸術性を合わせ持つ、独創的な映像世界は唯一無二の魅力がある。

ほかにも、マーベル作品でも知られるタイカ・ワイティティ監督の『ジョジョ・ラビット』や、ウェス・アンダーソン監督の『グランド・ブダペスト・ホテル』、アン・リー監督の『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』など、作家性が強い個性派監督たちがアカデミー賞を沸かせた作品は枚挙にいとまがない。これらの作品も何度でも見たい、色あせない傑作といえるだろう。

いよいよ日本時間で月曜日に迫った第95回アカデミー賞授賞式。

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』、『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』、『イニシェリン島の精霊

このディズニーが誇る制作スタジオの3作品たちの受賞結果はどうなるのか? 心待ちにしながら、過去作品を今週末試聴してみてはいがだろうか?