また舞台をやりたい
――今年もあと半年、2023年下半期、恒松さんの新しい⽬標はありますか。
今回の舞台「パラサイト」でたくさん遊べたので、また舞台をやりたいと凄く思っています。他の作品でもっと遊びたい。舞台「パラサイト」であんなにも皆さんと⾊々なアイディアを出し合って、さらにはアイディアを実際に採⽤してもらい、本当に楽しくやらせてもらえました。そういう現場を経験したことは、今後の作品でも活かせると思います。⼀度、⾃分の枠を越えて“ちょっと⾯⽩いかな？”と思えたことはやってみる。やってみて「駄⽬」と⾔われたらやめればいい。そんな古⽥新太さんスタイルをやりたいと思っています。古⽥新太さんもインタビューで「1回、現場では遊ぶ。遊んで演出の⽅から、それは辞めて下さいと⾔われたらやらない」という話をされています。私も初⽇は“1回遊ぼう”という気持ちになりました。
ドラマには稽古はありませんから、ドンドンと撮影が進んでいってしまいます。なので“どこかで遊ぼう”というのが難しくて、無難な演技をしてしまいがちです。今回の舞台を経験したことで、今後はそれを⼀度⾶び越えて、⾃分が楽しめるように⾯⽩いと思ったことは迷わずにやろうと思えるようになりました。「パラサイト」を経験した後に『Gメン』の撮影に⼊っていたら、私はもっとヤバい【レイナ】になっていたかもしれませんね（笑）。
――オフタイムでされていることはありますか。
今、舞台中なので最近の休⽇は、ほとんど寝てばかりなんです（笑）。稽古中や本番前の時はパッチワークにハマっていました。パッチワークでポーチやウエストバッグとかを作ったりしていました。最近は毎⽇頭を舞台に使っているので、海外ドラマを観るか？寝るかのどちらかで頭を切り替えてリフレッシュしています。
――役者という仕事は、今のライフワークですね。
凄く楽しいです。楽しんで役者をやっている⽅々と今⼀緒にお仕事をさせて頂いていることで、より⼀層“役者はいい仕事なんだ”と感じています。舞台でご⼀緒しているキムラ緑⼦さんを⾒ていて“緑⼦さんのような⼤⼈になりたい”と思いました。舞台が始まる前に緑⼦さんが「私は【繭】ちゃんのために頑張っているんだよ」と⾔って下さったんです。あんな⾵に活き活きとお芝居を続けられる俳優さんでいたいです。
取材・⽂/伊藤さとり
撮影/藤本礼奈
ヘアメイク：横⼭雷志郎（Yolken）
スタイリスト：武久真理江/Marie Takehisa_
名門・私立武華男子高校。4つの女子高に囲まれ、入学すれば“彼女できる率120％”はカタいというこの高校に、「彼女を作る！」という理由で転校してきた高校1年生の勝太。しかし、勝太のクラスは、校舎も隔離され教師たちも怯える、問題児集団＝【1年G組】だった。荒れ果てた校舎とクセが強すぎなクラスメイト達に唖然とする勝太。自らを“校内の肥えだめ”と自虐するクラスメイトたちに、「もっとプライド持てよ！這い上がってやろうじゃねえか！」と吠える勝太は、彼女が欲しいという一心だけで、転校早々G組をひとつにしていく。
監督：瑠東東一郎
原作：小沢としお「Gメン」(秋田書店「少年チャンピオン・コミックス」刊)
出演：岸優太、竜星涼、恒松祐里、矢本悠馬、森本慎太郎、りんたろー。、吉岡里帆、高良健吾、尾上松也、田中圭
配給：東映
©️2023「Gメン」制作委員会 ©️小沢としお（秋田書店）2015
公開中
公式サイト g-men-movie.com
