Jan 28, 2023 column

米アカデミー賞作品賞ノミネート映画 予告映像まとめ [95th Oscar 2023]

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日本時間1月24日22時30分、米アカデミー賞ノミネート作品が発表された。この記事では作品賞にノミネートされた10作品をまとめて紹介。昨年の2022年に公開され、すでに配信で鑑賞できる映画から、これから劇場公開が控えている作品まで、目が離せないラインアップとなっている。

01. Best pictures 米アカデミー賞 作品賞ほか8部門ノミネート

『西部戦線異状なし』
かつてのアカデミー作品を原作の母国で改めて映画化

2022年9月12日 トロント国際映画祭にて初上映 2022年10月28日Netflix全世界配信開始

エドワード・ベルガー監督(『パトリック・メルローズ』『ぼくらの家路』)による、第一次世界大戦の西部戦線で戦う若きドイツ軍兵士パウルの物語。原作は、エリッヒ・マリア・レマルク著による1928年のベストセラー書籍「西部戦線異状なし」。

Netflixで独占配信されている本作は、第95回アカデミー賞において、作品賞ほか、脚色賞(エドワード・ベルガー、レスリー・パターソン、イアン・ストーケル)、撮影賞(ジェームズ・フレンド)、作曲賞(フォルカー・パーテルマン)、美術賞、音響賞、視覚効果賞、メイク・スタイリング賞、国際長編映画賞の計9部門ノミネートを果たした。

Netflixは、第95回アカデミー賞において、『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』では長編アニメーション賞にノミネート、『ブロンド』では主演アナ・デ・アルマスが主演女優賞にノミネートなど、Netflixで独占配信中の8作品で、全16ノミネートを獲得した。

あらすじ
第一次世界大戦中の欧州。祖国のために戦おうと意気揚々と西部戦線へ赴いた17歳のパウル。だがその高揚感と志は、最前線の凄惨な現実を前に打ち砕かれることに。

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Netflixにて独占配信中

監督:エドワード・ベルガー/原作:エリッヒ・マリア・レマルク/出演:フェリックス・カメラー、アルブレヒト・シュッヘ、アーロン・ヒルマー
配信中 Netflix

02. Best pictures 米アカデミー賞 作品賞ほか3部門ノミネート

『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』
革新的な3D映像を生み出した大ヒット作の続編

2022年12月16日 米国公開  全世界興行収入:2,054,734,732ドル (2023年1月27日時点)

全世界興行収入歴代1位の大ヒット作となった『アバター』の約13年ぶりとなる続編。前作から約10年が経過した世界で、新たな物語が紡がれる。

本作は、2022年度全世界興行収入1位を記録し、第95回アカデミー賞で作品賞、視覚効果賞、音響賞、美術賞の4部門でノミネートされた。

ジェームズキャメロン監督作品としては『アバター』『タイタニック』に次ぐ、3本目の全世界で20億ドルを突破した作品となった。

あらすじ
元海兵隊員のジェイク(サム・ワーシントン)は、神秘の星パンドラの一員となり、ナヴィの女性ネイティリ(ゾーイ・サルダナ)と結ばれる。2人は家族を築き、子供たちと平和に暮らしていた――再び人類がパンドラに現れるまでは‥‥。神聖な森を追われたジェイクの家族は、未知なる“海の部族”の元へ身を寄せる。だが、この美しい海辺の楽園にも、侵略の手は迫っていた。

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2022年12月16日 日本公開

監督・製作・脚本:ジェームズ・キャメロン/出演:サム・ワーシントン、ゾーイ・サルダナ、シガーニー・ウィーバー ほか 吹替版声優:東地宏樹、小松由佳、畠中祐、バトリ勝悟、早見沙織、内田雄馬、清水はる香、福西勝也、内田真礼、菅生隆之 配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン © 2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.
公式サイト 20thcenturystudios.jp/movies/avatar2

03. Best pictures 米アカデミー賞 主要8部門9ノミネート

『イニシェリン島の精霊』
親友に絶縁されて一変する日常の先にあるものとは‥‥

2022年10月21日 米国初公開  全世界興行収入:29,913,822ドル (2023年1月27日時点)

2017年映画賞を総なめし、世界を震撼させた傑作『スリー・ビルボード』から5年。いまなお演劇界・映画界の最前線に立つ鬼才マーティン・マクドナーがアイルランドの精霊をモチーフに描いた人間ドラマ、映画『イニシェリン島の精霊』。

この度、第95回アカデミー賞において、作品賞、監督賞(マーティン・マクドナー)、主演男優賞(コリン・ファレル)、助演男優賞(ブレンダン・グリーソン)、助演男優賞(バリー・コーガン)、助演女優賞(ケリー・コンドン)、脚本賞(マーティン・マクドナー)、作曲賞(カーター・バーウェル)、編集賞(ミッケル・E.G.ニールセン)の主要8部門9ノミネートを果たした。

あらすじ
本土が内戦に揺れる1923年、アイルランドの孤島、イニシェリン島。島民全員が顔見知りのこの平和な小さい島で、気のいい男パードリック(コリン・ファレル)は長年友情を育んできたはずだった友人コルム(ブレンダン・グリーソン)に突然の絶縁を告げられる。急な出来事に動揺を隠せないパードリックだったが、理由はわからない。賢明な妹シボーン(ケリー・コンドン)や風変わりな隣人ドミニク(バリー・コーガン)の力も借りて事態を好転させようとするが、ついにコルムから「これ以上自分に関わると自分の指を切り落とす」と恐ろしい宣言をされ、その先には誰もが想像しえなかった衝撃的な結末が待っていた‥‥。

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2023年1月27日 日本公開

監督・脚本:マーティン・マクドナー/出演:コリン・ファレル、ブレンダン・グリーソン、ケリー・コンドン、バリー・コーガンほか 
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン ©2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.
公式サイト bansheesofinisherin 配信中 Disney+

04. Best pictures 米アカデミー賞 作品賞ほか7部門ノミネート

『エルヴィス』
伝説のロックスター 真実の物語

2022年6月24日 米国初公開  全世界興行収入:287,340,048ドル (2023年1月27日時点)

伝説のロックスター、エルヴィス・プレスリー。誰もが一度は耳にしたことのある名曲の数々にのせて、少年時代から人気絶頂での死に至るまでの彼の人生を描いていく伝記映画。

この度、第95回アカデミー賞において、作品賞のほか、主演男優賞(オースティン・バトラー)、撮影賞(マンディ_ウォーカー)、編集賞(マット・ヴィラ、ジョナサン・レイモンド)、美術賞、音響賞、衣装デザイン賞、メイク・ヘアスタイリング賞の8部門で堂々のノミネーションを果たした。

あらすじ
世界史上最も売れたソロアーティスト、エルヴィス・プレスリー。彼がいなければ、ビートルズも、クイーンも存在しなかった。 エルヴィスの誰も知らなかった真実の物語を、『ムーラン・ルージュ』のバズ・ラーマン監督が映画化。

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2022年7月1日 日本公開

監督:バズ・ラーマン/出演:オースティン・バトラー、トム・ハンクス、オリヴィア・デヨング、コディ・スミット=マクフィー 
配給:ワーナー・ブラザース映画 © 2022 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
公式サイト elvis-movie.jp 配信中 Amazon Prime VideoU-NEXT

05. Best pictures 米アカデミー賞 最多10部門11ノミネート

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス
人生どん底人妻が並行世界でカンフーマスターとなり世界を救う!

2022年3月25日 米国初公開  全世界興行収入:104,110,429ドル (2023年1月27日時点)

「マルチバース」と「カンフー」が融合した、かつてないほどカオスな世界観で繰り広げられる壮大な物語、異色作でありながらまさかの超感動作として「本年度アカデミー賞大本命!」と謳われる、映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(略称:エブエブ)。

この度、第95回アカデミー賞にて、作品賞ほか、監督賞(ダニエルズ)、脚本賞(ダニエルズ)、主演女優賞(ミシェル・ヨー)、助演男優賞(キー・ホイ・クァン)、助演女優賞(ジェイミー・リー・カーティス、ステファニー・スー)、編集賞、衣装デザイン賞、作曲賞、主題歌賞の計10部門11ノミネートを果たした。

あらすじ
破産寸前のコインランドリーを経営するエヴリン(ミシェル・ヨー)は、気が弱く優柔不断な夫(キー・ホイ・クァン)、いつまでたっても反抗期の娘(ステファニー・スー)、ボケているのに頑固な父を抱え、更に税金申告の締め切りが迫りテンパりモード、まさに人生どん底状態。そんな彼女が国税庁の監査官に厳しい追及を受けている最中に、突然、夫のウェイモンドに連れていかれたのはなんと並行世界(マルチバース)だった‥‥。

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2023年3月3日 日本公開

監督:ダニエル・クワン、ダニエル・シャイナート/出演:ミシェル・ヨー、キー・ホイ・クァン、ステファニー・スー、ジェイミー・リー・カーティス 
配給:ギャガ © 2022 A24 Distribution, LLC. All Rights Reserved.
公式サイト gaga.ne.jp/eeaao