Mar 16, 2017 interview

プロであるために必要なことは? 神木隆之介×ぼくのりりっくのぼうよみ対談

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3月18日に前編が、4月22日に後編が公開される映画『3月のライオン』。孤独を抱える17歳のプロ棋士・桐山零を神木隆之介が繊細かつ大胆に演じ、公開前より大きな話題になっている。前編の主題歌『Be Noble』を歌っているのが、17歳でメジャーデビューを果たし、現役大学生であるアーティストのぼくのりりっくのぼうよみ。この映画をきっかけに仲良くなったというふたりの共通点は若くしてプロの世界の最前線に身を置き勝負しているということ。闘うこと、プロであること、そんなキーワードをもとに話してもらいました。

 

一昨日も一緒にごはんを食べたばかり!

 

──写真撮影中の様子を見ていたらゲームの話をされたりして大変仲睦まじい様子でしたが、『3月のライオン』をきっかけに交流を持たれるようになったそうですね。

神木 一昨日もプライベートで一緒にごはん食べたんです。なので、意外と久しぶりではないっという(笑)。

ぼくりり はい、2日ぶりです(笑)。『3月のライオン』関連の取材でご一緒したのが初対面だったんですけど、楽しくお話しさせていただいて。特に共通点があったとか、そういう大きなきっかけがあるわけではないのですが、なんとなくの流れで。

神木 僕の方から連絡先を教えていただきました。アーティストの方に自分から連絡先を聞いたりするのは僕にとってはあまりないことです。もともとお会いする前からぼくりり君の楽曲は聴いていたんです。友達の間でも、ぼくのりりっくのぼうよみっていうすごく歌が上手いアーティストがいるんだよと話題になっていて。まず初めは、なんで“ぼくのりりっくのぼうよみっていう名前なんだろう?”という好奇心から入って、曲を聴くと歌詞も独特で。聴く人によって色々な形で捉えることが出来る言い回しや、想像力を掻き立てるような言葉遣いが印象的で、攻撃的ではないけれど強さを秘めていて、きっとアーティスティックな人なんだろうなと思っていたんです。

 

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ぼくりり えー、そうだったんですか。

神木 でも、会ってみたら普通の年下の男の子でした。なので、なんだかホッとしました。

ぼくりり ぼくは神木さんの作品を昔から一視聴者として観ていたので、不思議な感覚でしたね。『3月のライオン』で出会ったから、完全に桐山零として見ちゃう瞬間があって。たまに、“桐山さん”って間違えて呼びかけちゃうみたいなこともあるくらいで。この作品の試写も神木さんと隣同士で観たんですけど、“隣にいる人がめっちゃ出てるー!”みたいな、今まで味わったことのない気持ちになりました。でも実際お話したり、ごはんに行かせてもらったりして思ったのは、すごい知的で気品が漂っているなあ、と。まさにノーブルみたいな。

神木 ノーブル! そんなこと初めて言われたよ!

 

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