Aug 12, 2026 news

ヴェネチアで〈審査員グランプリ〉ほか8冠 電話の向こうの少女を救えるか? 映画『ヒンド・ラジャブの声』 予告映像公開

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第82回ヴェネチア国際映画祭にて銀獅子賞〈審査員大賞・グランプリ〉受賞を含む驚異の8冠を達成し、第98回アカデミー賞国際長編映画賞にもノミネートされた衝撃作、映画『ヒンド・ラジャブの声』。このたび本作の予告映像が公開された。

予告映像は、2024年1月29日、人道支援組織・パレスチナ赤新月社のボランティアオペレーターが1本の緊急通報を受けるところから始まる。電話の声は幼い少女で、「あたしをうってる」と助けを求めてきた。その電話はイスラエル軍による攻撃下にあるガザ地区からで、年齢は6歳、名前はヒンド・ラジャブといった。電話の向こうからは銃撃音も聞き取れ、スタッフたちは至急救急隊の派遣を要請。しかしガザ地区では、安全なルートを確保しなければ救急車ですら攻撃されてしまうのだ。最寄りの救急車はヒンドがいる場所からわずか8分のところにいるにも関わらず‥‥。スタッフ同士で不協和音まで生まれる中、ヒンドに語りかけ続けるスタッフたちは電話を替わりながら、なんとか希望を失わせまいとあらゆる手を尽くす。しかし、事態は彼らの想像をはるかに超え、誰もが冷静さを保ち続けることが困難になっていく。

この映像で電話から聞こえてくるヒンドの声は、赤新月社に保管されていた実際の音声だ。ヒンド救出のために奮闘する赤新月社スタッフ達にはエキストラも含めてパレスチナ人俳優を起用し、極限までリアリティーを追求した物語を構築。社会派映画の枠にとどまらない、観る者を強く揺さぶる傑作の一端を感じられる映像となっている。

予告映像のナレーションを担当したのは、ミュージシャンの春ねむり。全楽曲の作詞・作曲・編曲を自ら手がけ、世界各地で100公演超の海外ツアーを敢行。2023年12月にはイスラエル軍によるガザ地区への攻撃などに抗議する意志を込めた「watermelon (demo)」を発表するなど精力的に活動。2025年には表現の追求を掲げて自主レーベルを設立し、最新作『ekkolaptómenos』を発表した。そんな春は、本作に「その声は記録となり、何度でも甦る。しかしそのひとはもう戻らない。引き裂かれながら応答せよ。あなたがまだ生きているのなら。」と観る者に強く呼びかけるコメントを寄せている。

その日、一人の少女の“叫び”に懸命に向き合っていた人たちの奮闘や苦悩を、圧倒的な緊迫感で描き出し観る者の心を掴んで離さない、魂が震える衝撃作。映画『ヒンド・ラジャブの声』は、2026年9月4日(金)より全国公開。

作品情報
映画『ヒンド・ラジャブの声』

2024年1月29日。人道支援組織「赤新月社」のボランティアスタッフたちは1本の緊急電話を受ける。パレスチナ・ガザ地区から、6歳の少女が助けを求めていた。少女の名前はヒンド・ラジャブ。赤新月社のボランティアチームは電話をつないだまま、救出するためにあらゆる手段を尽くすが、彼女を救出したいという思いとは裏腹に状況は刻一刻と悪化し、次第にいらだちや激しい動揺に襲われていく。

監督・脚本:カウテール・ベン・ハニア

出演:サジャ・キラニ、モタズ・マルヒース、アメル・フレヘル、クララ・フーリ

配給:スターキャットアルバトロス・フィルム

©MIME FILMS — TANIT FILMS

2026年9月4日(金) 新宿武蔵野館、Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下、シネスイッチ銀座ほか全国公開

公式サイト hindrajabjp