映画生誕100年にあたる1995年に完成し、以後各国で話題となってきた映画『セルロイド・クローゼット デジタル・リマスター版』が公開される。この度、本作の予告映像とポスタービジュアルが公開された。
同性愛はハリウッドでどのように描かれてきたのか。そして検閲と自主規制の時代において、同性愛はいかにして独自の映画表現をつかみ取ってきたのか。本作は、映画草創期のフィルムから1994年の作品まで、選び抜かれた120本もの作品をひも解きながら、トム・ハンクスやシャーリー・マクレーン、ハーヴェイ・ファイアスタインなどハリウッドを代表する俳優、監督、プロデューサーらへのインタビューを通し、映画史における同性愛の表現の痕跡を明らかにした1995年のドキュメンタリー映画。
原作はゲイの活動家として多大な影響を与えたヴィト・ルッソによる同名の著作。草案から完成まで10年を要し、『ハーヴェイ・ミルク』のロブ・エプスタインとジェフリー・フリードマン監督が完成させた。ゲイやレズビアンはどのような形で映画のなかに描かれてきた、もしくは描かれて来なかったのだろうか。そして「同性愛」の表現をめぐり、水面下でどのような創意工夫が凝らされてきたのだろうか。映画史を裏面から読み解き“もう一つのハリウッド映画史”が明らかされていく。
題名の“クローゼット”にはふたつの意味が込められている。ひとつは文字通りのセルロイドでできているフィルムを保管する場所、もうひとつは“カミングアウト”。本作は当時、触れる事すらタブーとされていた“クローゼット”を開け放ち、映画と共に歩んできた米国の文化、政治、時代の潮流をも見事に描き出す。数多の作品を通し、同性愛者たちが辿って来た困難、そして格闘の歴史がひも解かれる。
映画『セルロイド・クローゼット デジタル・リマスター版』は、2025年6月14日(土)より全国順次上映。
同性愛はハリウッドでどのように描かれてきたのか。そして検閲と自主規制の時代において、同性愛はいかにして独自の映画表現をつかみ取ってきたのか。映画草創期のフィルムから1994年の作品まで、選び抜かれた120本もの作品をひも解きながら、トム・ハンクスやシャーリー・マクレーン、ハーヴェイ・ファイアスタインなどハリウッドを代表する俳優、監督、プロデューサーらへのインタビューを通し、映画史における同性愛の表現の痕跡を明らかにした1995年のドキュメンタリー映画。
監督：ロブ・エプスタイン＆ジェフリー・フリードマン
原作：ヴィト・ルッソ「The Celluloid Closet」
出演：トム・ハンクス、ウーピー・ゴールドバーグ、ハーヴェイ・ファイアスタイン、ゴア・ヴィダル、シャーリー・マクレーン、スーザン・サランドン 他
配給：パンドラ
© Telling Pictures Production
2025年6月14日(土) 渋谷ユーロスペースにて公開、以後全国順次上映
