Sep 28, 2016

ニュース

初物の真鱈の白子を天ぷらで! 築地仲卸人が教える
コスパ最高、地元に愛される板橋・仲宿の居酒屋

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日々、市場で魚と向き合い、その質を知り尽くす目利きのプロ。そんな厳しい目を持つ築地仲卸人が一目置く得意先、そのうえ、プライベートでも通う行きつけの店にハズレなし!
とびきりの素材を卸す仲卸人と、その素材を存分に光らせる料理人、素敵な関係から生まれる美味を、存分に味わおう。

 

貝類やあん肝・白子などの特殊ものを扱う「米銀」の今井さん推薦
初物がいち早く食べられる魚好きにはたまらないお店

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米銀 今井雄太さん

仲卸の娘との結婚を機に、不動産業から転身して5年。価格や商品、取扱量などが毎日変わる築地の仕事のダイナミズムに魅了されている。

 

 

仲宿酒蔵(板橋区役所前)

安くて旨い飲兵衛たちの天国

 江戸の昔、旧中山道板橋宿の中心地として栄えた仲宿にある居酒屋、その名も仲宿酒蔵。店主の石井俊一さんと女将の洋子さん、そして息子の祥一さんの3人で営むアットホームな店だ。 「やっぱり酒には魚だね」と大の魚好きの俊一さん。昭和46年の創業以来、旨い魚が食べられる店として地元の人々に愛されてきた。「板橋はコストパフォーマンス第一。この辺の人はボリュームがないと許してくれない」と息子の祥一さん。旨いものを少しでも安く提供するため、魚は毎朝祥一さんがバイクで築地まで仕入に行く。

 

「お刺身盛合せ」は3点盛りで900円。2点盛りから5点盛りまでアレンジ可能。この日のラインナップはカツオと中トロと、自家製の炙りしめ鯖。この品質でこの価格はかなり安い。

「お刺身盛合せ」は3点盛りで900円。2点盛りから5点盛りまでアレンジ可能。この日のラインナップはカツオと中トロと、自家製の炙りしめ鯖。この品質でこの価格はかなり安い。

 

外側サクサク中トロトロの真鱈の白子の天麩羅(600円)。夏の白子は少し黒みがかっていて、旬になるにしたがって白くなるという。添えられた天つゆも自家製だ。

外側サクサク中トロトロの真鱈の白子の天麩羅(600円)。夏の白子は少し黒みがかっていて、旬になるにしたがって白くなるという。添えられた天つゆも自家製だ。

 

 厨房は俊一さんと祥一さんが阿吽の呼吸で仕切る。角の立った刺身は食べなくても旨いとわかる。香ばしく炙った自家製のしめ鯖も絶妙な塩梅だ。初物の真鱈の白子は俊一さんがさっくりと天麩羅にしてくれた。仲宿酒蔵では7月の終わり頃から白子が食べられる。築地広しといえども、この時期に白子を扱っている仲卸は少ない。板橋周辺で食べられる店は恐らくここだけだろう。旨い肴があれば酒もすすむ。ホールでは女将さんがなみなみと酒を注いでくれた。グラスと升と小皿の三段重ね。ここは飲兵衛たちの天国だ。

 

祥一さんと俊一さんと洋子さん。父の俊一さんはもともと寿司屋出身。息子の祥一さんは赤阪の日本料理店を経て後を継いだ。

祥一さんと俊一さんと洋子さん。父の俊一さんはもともと寿司屋出身。息子の祥一さんは赤阪の日本料理店を経て後を継いだ。

 

水尾や鮎正宗など、ちょっと珍しい酒も置いている。グラスから升、小皿へと溢れるまで注いでくれる。

水尾や鮎正宗など、ちょっと珍しい酒も置いている。グラスから升、小皿へと溢れるまで注いでくれる。

 

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壁に貼られた手書きの短冊メニューが店をカラフルに彩っている。

壁に貼られた手書きの短冊メニューが店をカラフルに彩っている。

 

■The voice|仲卸人からのひとこと
「白子はうちのもの。初物をぜひ食べてみてください。皆さん人柄も素晴らしいので、きっと良い時間が過ごせますよ」

 

仲宿酒蔵

住所:東京都板橋区仲宿62-1 板橋ハイタウン104
営業:17:00 ~ 23:00(L.O.22:30)
定休:日曜日・祝日・第2 第4 土曜日
TEL:03-3964-5132
アクセス:都営三田線「板橋区役所前」駅下車徒歩3 分
予算:2,000 円~
座席:33 席(うちカウンター8 席)

*掲載の情報は2015年9月時点のものです。発刊後の掲載内容(営業時間、定休日など)のデータにつきましては、お店の都合により変更になる場合があります。予めご了承ください。

 

⇒掲載本の紹介
仲卸人が教える魚がうまい店【みんなでわいわい食べて飲んで編】

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