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コラム 佐々木誠の『映画記者は今日も行く。』第63回
今年ブレイク必至と言われる話題の美少女・武田玲奈が、4月19日にカレッタ汐留で行われた、日本初の“泣けるVR”映画『交際記念日』の完成試写会イベントに出席した。
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本作は、インターピア(株)と(株)ejeが、ネットカフェやカラオケなどでバーチャル・リアリティ(VR)映像を視聴体験できる「VR THEATER」の1周年記念作品として製作されたもので、ドラマ性や映画的表現を重視し、短編映画としてのクオリティも織り込んでいる。
この中で武田は、主人公の女子高生【沙耶】を演じているが、物語について「高校最後の、卒業間近の春を舞台に、西銘さん(西銘駿)演じる【太一】と密かに交際している沙耶役を務めています。2人は特別な関係で、特別な記念日があったりして、今年もその記念日を迎えるはずだったのに、悲しい過去があったりしてというストーリーです」と解説。
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また、「いつものカメラとは違うので、距離感を意識しました。でも、こんなに近い距離で演技をしたことがあまりなかったので不思議な感覚でした」と、撮影を振り返っていた。
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そのいつもとは違う撮影に関して、本作のメガホンを執った窪田崇監督は「VRの映画を撮ったのは初めてでしたが、VRはここ2~3年で話題になっているメディアなので、今後も増えていくだろうし、一度チャレンジしてみたいと思っていたんです。実際にやってみると、通常の映画とは違って、360度一気に撮るのでごまかしがきかないですし、カット割りができないので、ほとんどが1シーン1カットで撮影しています。演出についてもVRということで、臨場感や空気感を大事にしました。演技に関しては、友達としゃべるような感じで、演技演技しないように配慮しました」と、初めての撮影方法に戸惑いを感じながらも、やり甲斐を感じていたようだった。
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武田玲奈は、「non-no」専属のファッションモデルとして、また、人気絶頂のグラビアアイドルとしても活躍、さらには、映画やTVドラマにも多数出演し、女優としても大いに期待されている存在だ。 今回のVR映画を通して、まさしく武田玲奈を“体感”し、その目で魅力を確かめてもらいたい。
VR映画『交際記念日』(電通ライブ)