第35回東京国際映画祭<アジアの未来部門>に正式出品された、マヒトゥ・ザ・ピーポー初監督作、映画『i ai』の公開日が決定し、あわせて、本予告と場面写真が公開された。
舞台は、兵庫の明石。期待も未来もなく、単調な日々を過ごしていた若者・コウ(富田健太郎)の前に、地元で有名なバンドマン・ヒー兄(森山未來)が現れる。強引なヒー兄のペースに巻き込まれ、ヒー兄の弟・キラ(堀家一希)とバンドを組むことになったコウは、初めてできた仲間、バンドという居場所で人生の輝きを取り戻していった。その矢先、コウにとって憧れで圧倒的存在だったヒー兄との突然の別れが訪れる。それから数年後、サラリーマンになっていたコウの前に、ヒー兄の幻影が現れて‥‥。
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本作は、GEZANのフロントマンであり、音楽以外でも小説執筆や映画出演、フリーフェス・全感覚祭や反戦デモの主催など、独自の活動で唯一無二の世界を作り上げるマヒトゥ・ザ・ピーポーの初監督作品。マヒト監督の実体験をもとに、主人公のバンドマン・コウと、コウが憧れるヒー兄、そして仲間たちが音楽と共に過ごした日々、出会いと別れ、彼らの切実な時間が綴られていく青春映画が誕生した。
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主人公コウ役には、オーディションで約3,500人の中から抜擢された新星・富田健太郎。主人公・コウの人生に影響を与えるヒー兄役に、森山未來。ヒー兄の恋人・るり姉役を、映画やドラマ、舞台と活躍の幅を広げるさとうほなみ、ヒー兄の弟でコウとバンドを組むキラ役を、映画『世界は僕らに気づかない』で第37回高崎映画祭最優秀新進俳優賞を受賞した堀家一希。さらに吹越満、永山瑛太、小泉今日子ら実力派キャストが顔を揃える。
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マヒトの個性を表現するため、本作を撮影カメラマンとして支えたのは、木村伊兵衛写真賞受賞の写真家・佐内正史。そして、美術に佐々木尚、衣装に宮本まさ江、劇中画に新井英樹など、監督の思いに共鳴したカルチャー界の重鎮たちが集結した。また、ヒー兄がフロントマンを務める劇中バンドのライブシーンでは監督をはじめとするGEZANのメンバー実際の演奏を担う。
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