イタリアの巨匠パオロ・ソレンティーノ監督が名優トニ・セルヴィッロを主演に迎えた最新作、映画『グラッツィア 大統領 最後の散歩』。このたび本作の公開日が決定し、あわせて本予告映像が公開された。
本柵の主人公は、イタリア共和国大統領マリアーノ・デ・サンティス。任期満了まであと6か月のマリアーノに突き付けられたのは、国を二分する重大な決断──安楽死合法化法案への署名と、愛ゆえに罪を犯した2人の殺人犯からの恩赦の申請だ。悩めるマリアーノの心を癒すと同時に苦しめるのは、亡き妻への尽きることのない愛と喪失の想い。法律顧問を務める娘や妻の秘密を知る旧友との対話、様々な人々との出会いを通してマリアーノは、驚くべき行動へと踏み出す。

マリアーノを演じるのは、ソレンティーノ監督とは7度目のタッグとなるイタリアの国宝級名優トニ・セルヴィッロ。権力者の孤独と民衆への慈愛、一人の父親かつ夫としての人間味あふれる感情を、雄弁な沈黙と繊細な佇まいで体現し、第82回ヴェネチア国際映画祭で主演男優賞を受賞した。共演には、娘のドロテア役に『ダイヤモンド 私たちの衣装工房』のアンナ・フェルゼッティ、強烈な印象を残す旧友役に『LORO(ローロ) 欲望のイタリア』のミルヴィア・マリリアーノ。実力派俳優たちが、多彩な人間模様をユーモアと哀愁の絵筆で描き出す。


監督は『イル・ディーヴォ -魔王と呼ばれた男-』でカンヌ国際映画祭 審査員賞、『グレート・ビューティー/追憶のローマ』でアカデミー賞 外国語映画賞を受賞し、イタリアを代表する映像作家から今や21世紀の映画史にその名を刻む巨匠となったパオロ・ソレンティーノ。本作は、現イタリア大統領セルジオ・マッタレッラ氏が、アルツハイマー病を患う妻を殺害した高齢男性を恩赦したニュースから着想したという、ソレンティーノ監督の最新作にして新境地だ。
このたび公開された本予告映像では、ミラノ・スカラ座、トリノ王宮、キアブレーゼ城、ヴァレンティーノ城、モンカリエーリ城、ヴィラ・メディチ、イタリア科学アカデミーなどイタリア屈指の歴史建築・文化施設が随所に登場。壮麗な映像美をうかがわせる。
タイトルの“グラッツィア”とは、イタリア語で「恩赦」と「恩寵」の二重の意味を持つ。ソレンティーノ監督は分身と言われるトニ・セルヴィッロと共に、一見特別な存在であるイタリア大統領の内面にどこまでも深く潜りこむことで、誰もが生きていく上で抱える葛藤とジレンマ、愛と憎しみ、怒りと赦しの本質にたどり着く。〈迷い〉という誠実な道を一歩一歩踏みしめた先にこそ、本物の希望が輝く。人生の岐路に立つすべての人に贈るヒューマンドラマが誕生した。

映画『グラッツィア 大統領 最後の散歩』は、2026年12月25日(金)より全国公開。

最愛の妻アウローラを亡くして8年。イタリア共和国大統領マリアーノ・デ・サンティスは、いまだに彼女との別れを乗り越えられずにいた。大統領の任期満了まで、残された時間はあと6か月。敬虔なカトリック教徒であり、揺るぎない信念を持つ法律家として生きてきた彼の前に、安楽死合法化法案と、殺人罪で服役中の2人の受刑者への恩赦という、国の命運を左右する“3つの署名”が待ち受けていた。そんな中、これまでマリアーノを支えてきた法律顧問の娘ドロテアから、「私たちの日々は誰のもの?」という深い問いを投げかけられる。悩めるマリアーノは、友人でもある教皇や、学生時代からの旧友で次期大統領候補でもある人物と対話を重ねるが、ますます出口のない森に迷い込んでいく。孤独を深めたマリアーノは、歴代大統領にも例のない、驚くべき行動へと一歩を踏み出す。
監督・脚本:パオロ・ソレンティーノ
出演:トニ・セルヴィッロ、アンナ・フェルゼッティ、ミルヴィア・マリリアーノ、オルランド・チンクエ、マッシモ・ヴェントゥリエッロ、ジュゼッペ・ガイアーニ、リンダ・メッセルクリンガー、ヴァスコ・ミランドラ
配給:ギャガ
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2026年12月25日(金) TOHOシネマズシャンテ 他 全国公開