アメリカのある高校で起きた生徒による銃乱射事件。多くの同級生が死亡し、犯人の少年もそのまま校内で自ら命を絶った。それから6年、事件で息子を殺された“被害者”の両親と、事件を起こした“加害者”の両親が、セラピストの勧めで対面することになる‥‥。
ほぼ全編に渡って主要キャスト4人による密室の会話劇というチャレンジングな設定ながら、英国アカデミー賞をはじめ各国の映画賞81部門でノミネート、釜山国際映画祭フラッシュフォワード部門観客賞をはじめ43部門で受賞。密室4人の限られた設定ながらどんなスリラーにも勝る衝撃的なほどの緊迫感に満ちた映画『対峙』の日本版予告映像が公開された。
予告映像は、「とにかく凄まじいものを見た。多くの悲しみと憎悪の溢れる世の中に、静かな光を差し込む映画です。」という、本作を絶賛する白石和彌監督によるコメントと、加害者の母親リンダ(アン・ダウド)が今にも泣き出しそうな悲痛な表情で告げる「私は人殺しを育てた」というショッキングな言葉で幕を開ける。
カウンセラーの仲介により久しぶりに対面を果たし、ぎこちなく会話を始めた4人だったが、リンダと激しい口論になった被害者の父親ジェイ(ジェイソン・アイザックス)がついに怒りを爆発させる様子や、その妻で被害者の母親ゲイル(マーサ・プリンプトン)がジェイに向かって「あなたともう一度見つめあって生きたい」と涙ながらに訴える姿、息子が感じていた苦しみを淡々と語る加害者の父親リチャード(リード・バーニー)の姿など緊迫する対話の様子が切り取られている。
映画『対峙』は、2023年2月10日(金) TOHOシネマズ シャンテほか全国公開。
アメリカの高校で、生徒による銃乱射事件が勃発。多くの同級生が殺され、犯人の少年も校内で自ら命を絶った。それから6年、いまだ息子の死を受け入れられないペリー夫妻は、事件の背景にどういう真実があったのか、何か予兆があったのではないかという思いを募らせていた。夫妻は、セラピストの勧めで、加害者の両親と会って話をする機会を得る。場所は教会の奥の小さな個室、立会人は無し。「お元気ですか?」と、古い知り合い同士のような挨拶をぎこちなく交わす4人。そして遂に、ペリー夫人の「息子さんについて何もかも話してください」という言葉を合図に、誰も結末が予測できない対話が幕を開ける。
監督・脚本:フラン・クランツ
出演:リード・バーニー、アン・ダウド、ジェイソン・アイザックス、マーサ・プリンプトン
2023年2月10日(金) TOHOシネマズ シャンテほか全国公開
配給:トランスフォーマー
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