『はじまりのうた』のキーラ・ナイトレイが主演を務め、『女神の見えざる手』のググ・バサ=ロー、『ジュディ 虹の彼方に』のジェシー・バックリーが共演し、「サード・デイ 〜祝祭の孤島〜」のフィリッパ・ロウソープが監督を務めた、映画『彼女たちの革命前夜』。世界三大ミスコンテストの一つである「ミス・ワールド」で、実際に起こった前代未聞の大騒動を完全映画化。
この度、主演キーラ・ナイトレイのインタビュー映像が公開された。
映像では、ナイトレイが本作の舞台となった「ミス・ワールド」について語っている。当時はワールドカップやオリンピックよりも高い注目を浴びていたミス・ワールド。インタビューを受けるナイトレイは「理由は分からないけどね」と言いながらも、「でも女性解放運動の観点で見ると、ミスコンは女性を“性的対象化”する所」と厳しい視線で答えている。
自身もテレビ番組でミス・ワールドを見た際にとても驚いたそうで、「壇上で一列に並べられて、スリーサイズを公表して点数を付けられる」その一連の出来事が非常に衝撃だったそう。家族向けの娯楽であり、少女たちの“理想の女性像”でもあったミス・ワールドだが、「番組にとって女性の頭のよしあしは関係なかった。重視されるのは、その子の考えや行動ではなく、見た目だけ」と当時の様子を語っている。最後には「活動家たちは伝えたかったの“女性にも優秀な人々は沢山いて、もっと社会に貢献したいんだ”ってね」と、当時の活動家らが抱えていた熱き想いを私たちに伝えている。
映画『彼女たちの革命前夜』は、6月24日(金)よりkino cinéma横浜みなとみらい・立川髙島屋S.C.館・天神ほか全国公開。
1970年、ロンドン。学問をやり直すため大学に入学をしたサリーは、女性解放運動の活動家であるジョーに出会う。彼女が所属する団体ではミス・ワールドを阻止するための計画を練っていた。その頃、ミス・ワールドの主催者は開催に向けた準備を進めており、司会者にはアメリカのコメディアンであるボブ・ホープを起用し、世界各国からは出演者が続々と集結していた。カリブ海の島国グレナダから参加したジェニファーは自身の夢を叶えるために出場をしたが、白人の出場者ばかりに注目が集まる状況に複雑な心境でいた。それぞれの想いが交差をする中、ついにミス・ワールドの当日を迎える‥‥。
監督:フィリッパ・ロウソープ
出演:キーラ・ナイトレイ、ググ・バサ=ロー、ジェシー・バックリー、レスリー・マンヴィル、リス・エヴァンス、グレッグ・キニア
配給:キノシネマ
© Pathé Productions Limited, British Broadcasting Corporation and The British Film Institute 2019
2022年6月24日(金) kino cinéma横浜みなとみらい・立川髙島屋S.C.館・天神ほか全国公開