Apr 24, 2026 news

新シンボル誕生の舞台裏 理想と現実がせめぎ合うヒューマンドラマ 映画『新凱旋門物語』

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エッフェル塔や凱旋門に次ぐパリのシンボル、通称「新凱旋門(グランダルシュ)」。その建設の舞台裏を描くヒューマンドラマ、映画『新凱旋門物語』が2026年7月17日(金)より全国公開される。

ルーヴル美術館のガラスのピラミッドから一直線に連なる「パリの歴史軸」上にそびえる、ひと際異彩を放つキューブ状の巨大建築「新凱旋門」。完成は1989年7月14日、フランス革命200周年の記念日で、レオス・カラックスの名作『ポンヌフの恋人』のなかで花火が夜空を彩った、あの歴史的な一日に誕生した。そしてその完成の裏には、ひとりの建築家の運命を揺るがした、知られざる物語があった。

時の大統領フランソワ・ミッテランが主導する国際設計コンペで大抜擢され、巨大国家プロフェクトに翻弄されていくデンマーク人建築家を演じるのは、『ザ・スクエア 思いやりの聖域』で世界的注目を集めたクレス・バング。主人公と協同する実務派の建築家役には『落下の解剖学』で話題を呼んだスワン・アルロー。ふたりの間を取り持つ官僚役としてグザヴィエ・ドランが『幻滅』以来3年ぶりにスクリーンへ登場する。

このたび公開された予告映像は、大統領官邸エリゼ宮から幕を開ける。ミッテラン大統領が国際設計コンペの優勝者として選んだのは、無名の建築家スプレッケルセンの名だった。一夜にして時代の寵児となった彼は、エッフェル塔、凱旋門、ポンピドゥーセンターに続く新たなパリのシンボルを建設する巨大プロジェクトに挑む。理想に燃えるスプレッケルセンは、イタリア・カッラーラ産で、ミケランジェロの《ピエタ》と同じ大理石を求めて現地へと向かうが、その選択は工期、予算、政治的圧力など現実の制約と衝突していくことになる。理想を貫くのか、それとも現実と折り合いをつけるのか。クレス・バング、スワン・アルロー、そしてグザヴィエ・ドラン、三者の緊張感あふれる対峙も大きな見どころとなっている。

さらに、本作を一足先に鑑賞したせんだいメディアテークや台中国家歌劇院などで知られる、日本を代表する建築家・伊東豊雄氏より推薦コメントが到着。「国家が関わる巨大プロジェクトに政治は付き物である。パリの〈グランダルシュ(新凱旋門)〉の設計者に無名の外国人建築家を登用するまではさすがフランスと思わせたが、御多分にもれず、最後は政治的決着をみる。芸術作品に固執する建築家の純粋な意志は踏みにじられ、やがて重大な決断を迫られることになる。映画ではそのプロセスがドラマティックに描かれる。」建築史に刻まれた実話をもとに描く、必見の建築ドラマに期待が高まる。

映画『新凱旋門物語』は、2026年7月17日(金)より全国公開。

作品情報
映画『新凱旋門物語』

1983年、パリ。ミッテラン大統領はフランス革命200周年を祝う新モニュメントの建設を構想していた。国際設計コンペで選ばれたのは、無名のデンマーク人建築家ヨハン・オットー・フォン・スプレッケルセン。イタリア・カッラーラ産の大理石によるキューブ状のアーチと、そのふもとに雲のような屋根が浮かぶ大胆なプランは、大統領の心を射止め、彼を一夜にして時の人にした。しかし、完璧を追い求める彼の前には、予算や政治的圧力、周囲の思惑が立ちはだかる。理想を貫くか、現実に折り合いをつけるか。巨大プロジェクトの渦中で、一人の建築家が下す“ある決断”とは‥‥。

監督・脚本:ステファン・ドゥムースティエ

出演:クレス・バング、スワン・アルロー、グザヴィエ・ドラン

配給:ミモザフィルムズ

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2026年7月17日(金) ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、アップリンク吉祥寺ほかにて全国公開

公式サイト thegreatarch