「クズとワルしか出てこない」と話題の小説を実写化する、映画『悪い夏』。この度、 OKAMOTO’Sの新曲「Cheep Hero」が本作のイメージソングに決定したことが発表され、あわせて予告映像と本ビジュアルが公開された。
本作は、第37回横溝正史ミステリ大賞優秀賞を受賞し「クズとワルしか出てこない」と話題を呼んだ、染井為人の傑作小説を映画化。監督は田中圭、磯村勇斗、山田裕貴ら実力派の人気俳優たちを主演に迎え、数多くの傑作を作り上げてきた鬼才・城定秀夫。脚本は『ある男』で日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した俊英・向井康介が担当する。
真面目に生きるも、気弱な性格ゆえに犯罪に巻き込まれていく主人公・佐々木守を演じるのは、北村匠海。さらに、色仕掛けで佐々木を犯罪へと巻き込んでゆく育児放棄寸前のシングルマザー・愛美を演じる河合優実をはじめ、裏社会の住人で犯罪計画の首謀者・金本役に窪田正孝、正義感に燃える佐々木の同僚・宮田役に伊藤万理華、愛美に肉体関係を強要する佐々木の先輩・高野役に毎熊克哉、金本の愛人・莉華役に箭内夢菜、金本の手下でドラッグの売人・山田役に竹原ピストル、息子と2人の困窮した生活から万引きに手を染める古川佳澄役に木南晴夏など豪華俳優陣が“クズ”役を“狂演”する。
そしてこの度、そんな本作のイメージソングに、今年デビュー15周年を迎えるOKAMOTO’Sの「Cheep Hero」が決まったことが明かされた。同楽曲は、OKAMOTO’Sの10枚目となるオリジナルアルバム『4EVER』(2025年1月22日リリース)の収録曲。
OKAMOTO’Sは、北村匠海がボーカルを務める4人組バンド・DISH//に楽曲提供をしたり、対バンをするなど親交が深いことから映画側がオファー。すでにアルバムの収録曲として完成していた「CheepHero」が映画のために書き下ろされたかのような楽曲だったことからコラボレーションが実現した。
▼オカモトショウ(OKAMOTO’S) コメント
映画を観てびっくりしました。あれ!? 俺、この曲この映画のために書いたっけ!?というくらい、”悪い夏”の世界観に俺たちの Cheep Hero の歌詞の内容やサウンドがピッタリハマっていたのです。もちろんこの曲を作った時映画は完成前だったので見て書いたわけがないのですが笑、驚くくらい北村匠海くん演じる主人公、佐々木守をはじめとして登場するキャラクター達の「ヒーロー不在の世の中でもがき足掻く」感情とリンクしてしまっていたのです。それだけ今の世の中をリアルに生きてる人たちの心に共通する部分が描かれた映画、それに曲だった、というところに尽きると思うのですが、こんな風に音楽と映画がマッチングすることがあるのかと感激しております。俺たちの曲を見つけ出してくれた映画チームの皆さんに感謝しかありません!!そして俳優のみなさんの怪演含め、心に突き刺さるこの素晴らしい映画”悪い夏”に自分たちの曲が花を添えられることを嬉しく思っています!
映画『悪い夏』は、2025年3月20日(木・祝) 全国公開。
市役所の生活福祉課に務める佐々木守は「職場の先輩・高野(毎熊克哉)が生活保護受給者の女性に肉体関係を強要しているらしい」と同僚の宮田から相談を受け、真相究明の手伝いを頼まれる。真面目で気弱な佐々木は、正義感に燃える宮田の頼みを面倒くさいと思いながらも断ることができず、その女性、育児放棄寸前のシングルマザー・愛美のもとを訪ねる。愛美は高野との関係を否定するが、実は裏社会の住人・金本、その愛人の莉華、手下の山田と共に、ある犯罪計画の片棒を担ごうとしていた。そうとは知らず、徐々に愛美へと惹かれてゆく佐々木。ふとしたきっかけで万引きを繰り返すようになってしまった生活困窮者・佳澄らを巻き込み、佐々木にとって悪夢のようなひと夏が始まろうとしていた‥‥。
監督:城定秀夫
脚本:向井康介
原作:染井為人「悪い夏」(KADOKAWA/角川文庫刊)
出演:北村匠海、河合優実、伊藤万理華、毎熊克哉、箭内夢菜、竹原ピストル、木南晴夏、窪田正孝
配給:クロックワークス
©2025映画「悪い夏」製作委員会
2025年3月20日(木・祝) 全国公開
公式サイト waruinatsumovie