ビートたけしによる原作小説を、主演に日本を代表する実力派俳優・二宮和也、ヒロインに話題作への出演が続く波瑠を迎え映像化する、映画『アナログ』。この度、主人公・悟を演じる二宮和也と、悟の後輩を演じる藤原丈一郎(なにわ男子)の共演シーンの場面写真が公開された。
二宮和也演じる主人公の悟と、波瑠演じる携帯を持たない謎めいた女性・みゆき。喫茶店で出会ったふたりが交わした、たったひとつの大切な約束「毎週木曜日に、この場所で会いましょう」。携帯電話で気軽に連絡が取れる現代に、あえて連絡先を交換せずに、週に1度だけ“会うこと”を大切にしてゆっくりと関係を紡いでいく2人。
本作は、コロナ禍を経た今だからこそ実感する“会うこと”の大切さや、いつの時代も変わらない“大切な人にただ会える喜び”を描く。
藤原演じる島田は、明るく陽気なムードメーカー的存在で、悟のことを尊敬しているのが伝わる可愛い後輩。この度公開された場面写真は、悟と島田(藤原丈一郎)らとの懇親会シーン、一緒にヘルメットをかぶり建設現場に立ち会っているシーン、そして大阪支社で仕事の打ち合わせをしているシーンの計3点。
特に大阪支社の若手社員と悟との懇親会シーンでは、島田は尊敬する悟の前で大ハリキリ。関西弁のキャラクターということもあり、演じた藤原もネイティブな関西弁を駆使し、撮影ではアドリブを炸裂させた。
すると監督から「さすがアドリブ王!」との声が飛び、二宮も思わず笑顔。「やめてください(笑)!」と言いつつ、どこか嬉しそうな藤原だったが、撮影合間には「自分の(本来の)シーンより、アドリブのほうが長い気がするんですよ」と心配な様子。そんな藤原を「さすが令和の喜劇王(笑)。大爆笑でした!」と愛あるイジりで励ます二宮の姿も現場で見られたそう。
二宮と藤原はこれまで共演歴がなく、大先輩でもある二宮に藤原は最初こそかなり緊張気味だったが、フラットに接してくれる二宮を前に徐々に緊張が解けていったようで、撮影が続く中「二宮さんが出られる時間の前までには終わらせますので!」と藤原が宣言すると、二宮が「全然大丈夫。じゃあ17時までによろしく!」と早々の帰宅を希望するユーモアたっぷりな返しをするなど、相性抜群な2人だった。
また藤原は島田を演じるにあたり、監督から「悟との距離感をうまく表現しよう」と事前にアドバイスをもらっていたことを明かし、「自分の中で、「このシーンは水島さん(悟)と距離を縮められているな」とか「ここはまだやな」とか、考えながら演じていました」と撮影を振り返っている。
映画『アナログ』は、2023年10月6日(金)より全国ロードショー。
手作り模型や手描きのイラストにこだわるデザイナーの悟。携帯を持たない謎めいた女性、みゆき。喫茶店「ピアノ」で偶然出会い、連絡先を交換せずに「毎週木曜日に、同じ場所で会う」約束をする。2人で積み重ねるかけがえのない時間。悟はみゆきの素性を何も知らぬまま、プロポーズする事を決意。しかし当日、彼女は現れなかった。その翌週も、翌月も‥‥。なぜみゆきは突然姿を消したのか。彼女が隠していた過去、そして秘められた想いとは。ふたりだけの“特別な木曜日”は、再び訪れるのか‥‥。
監督:タカハタ秀太
原作:ビートたけし『アナログ』(集英社文庫)
出演:二宮和也、波瑠、桐谷健太、浜野謙太、藤原丈一郎(なにわ男子)、坂井真紀、筒井真理子、宮川大輔、佐津川愛美、 鈴木浩介、板谷由夏、高橋惠子、リリー・フランキー
配給:東宝、アスミック・エース
©︎2023「アナログ」製作委員会 ©︎T.N GON Co., Ltd.
2023年10月6日(金) 全国ロードショー
公式サイト analog-movie