『ブリキの太鼓』のフォルカー・シュレンドルフ監督作品、映画『ボイジャー 4Kレストア』が公開される。この度、本作の予告映像、ポスタービジュアル、場面写真が公開された。
1991年の劇場初公開時に、その衝撃的な愛の結末で映画ファンの心をざわつかせた幻の傑作が、4Kレストア版でスクリーンに蘇る。
本作は、第32回カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞した『ブリキの太鼓』のフォルカー・シュレンドルフ監督が、スイスの作家マックス・フリッシュによる小説「ホモ・ファーベル」を原作に映画化した作品。撮影を担当したのは、『ユリシーズの瞳』で撮影スタッフを務めたヨルゴス・アルヴァニティス。メキシコ、アリゾナ、パリ、アテネ、ローマなど世界各国で撮影が敢行され、主人公たちがたどる壮大な旅路が描き出される。
幾つもの恋を通過してきた独身の中年 主人公フェイバーを演じるのは、『ライトスタッフ』『天国の日々』などのサム・シェパード。『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離』の公開を控えた、公開当時22歳のジュリー・デルピーがあどけない存在感で主人公の運命を引き寄せていくエリザベスを演じる。さらに『ローザ・ルクセンブルク』で第39回カンヌ国際映画祭女優賞を受賞したバルバラ・スコヴァが脇を固め、物語に深みを与える。
映画『ボイジャー 4Kレストア』は、2025年6月6日(金)より全国順次公開。
50歳を過ぎた技術者、ウォルター・フェイバーは、ユネスコの仕事で世界を飛び回っている。パリでの会議へ向かうため、豪華客船で大西洋を渡る途中、芸術を愛する女学生エリザベスと出会う。技術だけを信じ、芸術に無関心なフェイバーは好奇心旺盛な彼女に戸惑いながらも、次第に強く惹かれていく。やがて2人は、パリ、ローマと旅を共にするうちに心を通わせ、深く結ばれる。しかし、エリザベスにはフェイバーの運命を大きく揺るがす、ある秘密が隠されていた。
監督：フォルカー・シュレンドルフ
出演：サム・シェパード、ジュリー・デルピー、バルバラ・スコヴァ
配給：Stranger
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2025年6月6日(金) シネマート新宿、Stranger、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開
劇場情報 theaters.jp/25834
