20世紀を代表する建築家ル・コルビュジエが設計し、2016年に世界文化遺産にも登録された東アジア最大級の西洋美術コレクションを誇る「国立西洋美術館」。その舞台裏を描いたドキュメンタリー映画『わたしたちの国立西洋美術館 奇跡のコレクションの舞台裏』の予告映像が公開された。
2020年、整備のために休館した国立西洋美術館の普段は見ることのできない内部にカメラが入り、１年半の長期にわたり密着した本作。リニューアル工事のために行った所蔵作品の“お引越し”の全貌を記録したほか、絵画や彫刻の保存修復作業、コレクションの調査研究や国内・海外の美術館への巡回展、特別展の企画開催など、知られざる“美術館の舞台裏”に迫っている。
予告編のナレーションは俳優の井浦新が担当。2013年から2018年まで司会を務めたNHK「日曜美術館」をはじめ数々の美術番組に出演、ガイドブックや展覧会グッズの制作にも関わるなど、美術愛の深さで知られる井浦は、「美術館に行くと、学芸員や研究者の方々、美術館をきれいに保ってくれている掃除の方たちまで、美を守ろうとする多くの方たち、人の想いを感じる。それが美術館の魅力だと思います」とコメントを寄せている。
映画『わたしたちの国立西洋美術館 奇跡のコレクションの舞台裏』は2023年7月15日(土)より全国順次ロードショー。
