約65年という長い歴史をもち、グランドフィナーレを迎える映画館「丸の内TOEI」。この度、「さよなら 丸の内TOEI」プロジェクトに、北大路欣也、役所広司と白石和彌監督が登壇することが発表された。


1960年9月20日に開業した映画館「丸の内TOEI」が、2025年7月に閉館する。グランドフィナーレを彩る「さよなら 丸の内TOEI」プロジェクトのコンセプトは、劇場へかかわる全ての人への感謝と、「映画館で映画を観る」ことの大切さを改めて訴求することだという。そしてこの度、「さよなら 丸の内TOEI」プロジェクトの5月の登壇ゲストとして、北大路欣也、役所広司、白石和彌監督が登壇することが明らかにされた。

東映の歴史の中でも、それまでの任俠映画とは一線を画す伝説的作品、『仁義なき戦い』シリーズからは、5月11日(日)に上映予定の『仁義なき戦い 広島死闘篇』(1973)で物語の主人公でもある村岡組の若衆・山中正治を演じた北大路欣也が舞台挨拶イベントに登壇。北大路は東映会館および丸の内TOEIの閉館に際して「あらゆるポジションの方々が、力を結集し全身全霊で築き上げられた東映本社ビルと劇場『丸の内TOEI』。私も幾度か作品を通して劇場の舞台でファンの皆さまと交流をさせていただき、楽しい時間を共有できたことは嬉しい思い出です」とコメントを寄せる。
さらに、広島を舞台に「昭和から平成へ」という大きな時代のうねりに抗う県警刑事たちと裏社会に生きる者たちを描いた『孤狼の血』シリーズからは、5月18日(日)に上映される『孤狼の血』上映後の舞台挨拶イベントには主演の役所広司と、監督を務めた白石和彌が登壇する。
「さよなら 丸の内TOEI」は、2025年5月9日(金)から7月27日(日)まで開催。(両上映については、4月19日(土)よりチケット発売予定)

往年の名作から最新作まで80タイトル以上を特集上映。そのほか、各種関連イベントが予定されている。
上映劇場:丸の内TOEI
提供:東映株式会社
Ⓒ東映
Ⓒ2018「孤狼の血」製作委員会
2025年5月9日(金)から7月27日(日)まで開催