Oct 25, 2022 news

「“ナートゥ”をご存知か?」超高速 激ムズダンスを驚異のシンクロで魅せる 映画『RRR』

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本国インドで公開されるや否や爆発的な大ヒットとなり、本年度のインド映画世界興行収入No.1の座を獲得。世界でもオープニング興収5400万ドル(約74億円)を叩き出し、北米では公開当時、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』をはじめハリウッドのメジャー大作を超える快挙を達成。『バーフバリ』シリーズを生み出したS.S.ラージャマウリ監督が贈る待望の最新作、映画『RRR』が絶賛公開中。

“人類未体験”のアクションに、誰しもが共感し、心を震わされるドラマに、語るとキリがない本作の見どころシーン。なかでも、爆発的な反響を呼んでいるのは、主人公2人が劇中に披露する『RRR』超高速ダンス。

この度、驚異のシンクロ率で陽気な歌&ハイレベルの激ムズダンスで魅せる、最先端のダンスシーンが解禁。

イギリスの総督に連れ去られた村の娘の奪還のため、首都デリーに潜伏しているゴーンド族のリーダー・ビーム(NTR Jr.)と、ある“大義”を胸に秘め、英国政府に忠誠を誓う警察官ラーマ(ラーム・チャラン)。2人は、少年の命を救う運命的な出会いによって、友情と信頼を深めていく。そんなある日、ビームはあるきっかけで一目惚れした白人女性を助け、そのお礼にイギリス総督府で開催される社交クラブのパーティーに誘われる。

今回解禁された映像では、ラーマとビームがそのパーティーに参加し、心躍る歌とハイレベルの激ムズダンス・ナートゥダンスをキレッキレに披露している姿が収められている。インド国内でも1,2位を争う程、ダンスの巧さに定評がある2大俳優が作り上げたシーンだけあって、一度観たら中毒必至。心躍る歌はもちろん、「早送りじゃないか?!」と目を疑いたくなるほど息ピッタリの高速ダンスを披露している。

このダンスは、インド映画のダンススタイルに乗っ取って作られており、『マガディーラ 勇者転生』(09)、『バードシャー テルグの皇帝』(13)、『バーフバリ 王の凱旋』(17)など、数々のヒット作品で華麗なるダンスを手がけた振付師、プレム・ラクシータが担当。

ラージャマウリ監督は「主演の2人の振り付けがズレることなく、ピタッとあってシンクロしている姿をみせたかったです。1人が手を動くしたら、もう1人の手も同じ高さで手をあげ、その姿が同じアングルで収まってほしい。すべてを同じようにみせたかったんです。2人はダンサーでもあるので、ステップはすぐパパッとできるようになりました。しかし、全く同じように踊るというのは、ものすごく難しくてチャレンジだったと思います。そのため、撮影に入る前、その後リハーサルセットでも練習を繰り返し、毎晩トレーニングをして撮影本番に備えていました。」と、ダンスシーンの誕生秘話を明かし、「単なるダンスシーンを入れて『いいね、よかったね』だけではなく、このシーンに至るまでのストーリーと共に、感情を伝えて(観客に)喜んでもらいたい、それが、このダンスシーンで成し遂げたいことでした」と、このシーンに込めた想いを伝えた。

また、本作の撮影はインドをはじめ、オランダ、ブルガリアなど世界を股にかけて行われ、解禁となったミュージカルシーンは、ウクライナの〈マリア宮殿〉で撮影されていたそう。陽気な歌と笑顔を浮かびながら踊っているシーンでありながらも、ただ、ダンスを魅せるだけではなく、物語のなかでも重要な展開が含まれている。