Nov 11, 2022 news

監督ディレクション第4弾「こんなところで宮松と山下」はまさかの20種類! 映画『宮松と山下』

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“新しい手法が生む新しい映像体験”を標榜し、過去に2本の短編映画がカンヌ国際映画祭から正式招待を受けた監督集団「5月」。数多くの名作CMや教育番組「ピタゴラスイッチ」を手掛けてきた東京藝術大学名誉教授・佐藤雅彦、NHKでドラマ演出を行ってきた関友太郎、多岐にわたりメディアデザインを手掛ける平瀬謙太朗の3人からなる「5月」が、名優・香川照之を主演に迎えて制作した初の長編映画『宮松と山下』。

この度、セリフのようにタイトルをいう監督ディレクションによる「セリフは宮松と山下」の20種ものソロVer.が一斉解禁された。ある時はちょんまげ姿で麺をすすりながら、またある時は病院の診察中に‥‥など、劇中のあらゆる場面でタイトルが呟かれるなんとも不思議で癖になる予告映像。

これまでも自ら予告映像を作成するなど創作意欲に余念がない監督「5月」。劇中の印象的なシーンを使用した監督ディレクション第1弾となる特別版予告映像をはじめ、第2弾、第3弾ではセリフのようにタイトルを発する登場人物たちをまとめた斬新な予告映像を作成。

そして今回の第4弾では、セリフの後にタイトルが表示され完結する、その名も「こんなところで宮松と山下」を完成させた。その数なんと20種類。主人公の宮松(香川照之)一人だけでなく、妹の藍(中越典子)は餃子を包んでる最中に、藍の夫の健一郎(津田寛治)が日本酒を注いでいる最中に、谷(尾美としのり)が誰かを見かけたときに、潮田(大鶴義丹)と里帆(野波麻帆)は高級そうなレストランで、医者(黒田大輔)は宮松を診察中に、初老の男は(諏訪太朗)はビアガーデンでセリフのようにタイトルを呟く。

20種類を一気に見ると、そのシーンの芝居の雰囲気に合わせてキャストがタイトルを呟いていることがよくわかる。そのこだわりの表現に注目してほしい。映画鑑賞前でも、鑑賞後にシーンの意味が分かった後でもクスっと笑える。今後、公式SNSなどで全20種を順次解禁予定。

映画『宮松と山下』は、11月18日(金)より新宿武蔵野館、渋谷シネクイント、シネスイッチ銀座ほか全国公開。

作品情報
映画『宮松と山下』

宮松はエキストラ俳優。ある日は時代劇で弓矢に打たれ、ある日は大勢のヤクザのひとりとして路上で撃たれ、またある日はヒットマンの凶弾に倒れ‥‥来る日も来る日も死に続けている。真面目に殺され続ける宮松の生活は、派手さはないけれども慎ましく静かな日々。そんな宮松だが、実は彼には過去の記憶がなかった。なにが好きだったのか、どこで何をしていたのか、自分が何者だったのか。なにも思い出せない中、彼は毎日数ページだけ渡される「主人公ではない人生」を演じ続けるのだった‥‥。

監督・脚本・編集:関友太郎、平瀬謙太朗、佐藤雅彦

出演:香川照之、津田寛治、尾美としのり、野波麻帆、大鶴義丹、尾上寛之、諏訪太郎、黒田大輔、中越典子

配給:ビターズ・エンド

©2022『宮松と山下』製作委員会

2022年11月18日(金) 新宿武蔵野館、渋谷シネクイント、シネスイッチ銀座ほか全国公開

公式サイト bitters.co.jp/miyamatsu_yamashita