大林利江子による小説「副音声 まだ見ぬ君へ」を主演に松村北斗、ヒロインに堀田真由を迎え実写化した、映画『まだ見ぬ君へ』。このたび本作の特報映像が公開された。
本作の主人公・陽介を演じるのは、第49回日本アカデミー賞にて優秀主演男優賞、優秀助演男優賞、話題賞(俳優部門)のトリプル受賞を果たし、「告白-25年目の秘密-」では地上波ドラマ初単独主演を務め、『九条の大罪』の公開を控える、今最も旬な俳優、松村北斗。
司法試験に落ち続け、引きこもりのフリーター生活を送る陽介は、ある日厚生労働省の「副音声」システムのモニターのアルバイトを始める。それは、1日30分、リモートで繋がった目の見えない依頼人の前に広がる“情景”を、機械的に音声で伝えるだけの簡単な仕事だった。「プライバシーには立ち入らず、依頼人の目に徹する」というルールの下、東京にいながら遠く函館で暮らす彼女の“目”となり“彼女の世界”を共有するうちに、徐々に感情が溢れだし、惹かれ合ってゆく役どころを、繊細かつエモーショナルに演じる。
そして、ヒロイン・望海を演じるのは、『かぐや様は告らせたい』シリーズ、「教場」シリーズ、「アンチヒーロー」、「御上先生」など話題作に相次いで出演し、2024年にはエランドール賞を受賞、「地雷グリコ」や主演声優を務めた『ghost/夜の果て』の公開を控えるなど、確かな演技力で高い評価を集める堀田真由。
東京と函館、繋がっているのは、“彼の声”と“彼女の視界”だけ。顔も名前も知らない、出会うはずのない2人。しかし、彼女の“視界“を通じて、モノクロだった「僕」の世界は、やがて鮮やかに色づき始める。未来の見えない陽介と、光を失った望海、どうしようもなく惹かれ合う2人を、松村と堀田が瑞々しく演じる、切なくも心打たれる最高純度のラブストーリーが誕生した。
監督を務めるのは、MV、CM、ドラマなど多彩なフィールドで存在感を放つ映像作家・山岸聖太。手がけたドラマ「シナントロープ」での第63回ギャラクシー賞テレビ部門入賞や、ABEMAオリジナルドラマ「MISS KING」によるドイツ「ワールド・メディア・フェスティバル2026」グランプリ受賞など国内外で高い評価を獲得。さらに2026年2月には星野源とのコメンタリーツアー「にっぽん副音声紀行」を手がけるなど、枠にとらわれない活躍を見せる山岸監督が、繊細な演出でふたりの世界を紡ぎ出す。
このたび公開された特報映像では、薄暗い部屋のパソコンに向かい、「前方に、障害物なし。左右に、桜が咲き乱れている」と静かに語りかける陽介の“声”から幕を開ける。「僕の『声』は 彼女の『目』となる」「私の『視界』は 彼の『希望』となる」というコピーの通り、東京で暮らす陽介はマイクを通して、函館で暮らす望海の前に広がる、情景を言葉で紡いでいく。
「僕の声」と「彼女の視界」、一人称視点の映像を“副音声”が彩るかつてない映像表現も本作の見どころ。路面電車が走る街並み、海を茜色に染める夕陽、夜空に咲く花火など、函館ならではの雄大な自然や四季折々の絶景が、圧倒的映像美としてスクリーンに広がる。「もう少し、この世界を見たい」と希望を見出していく望海と、「僕は‥‥君に会いたい」と堪えきれない思いを露わにする陽介。観る者の心を揺さぶる唯一無二の設定と、声と視界だけで繋がるふたりの、どこまでも無垢で純真なひと時が映し出される。
映画『まだ見ぬ君へ』は、2027年4月2日(金)より全国公開。