May 24, 2023 news

カンヌが熱狂!“世界のキタノ”最新作に観客総立ち 5分間のスタンディングオベーション 映画『首』

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翌23日の夕方前にはカンヌにあるパレ・デ・フェスティバル・エ・デ・コングレに集まった6人は真っ白なジャケットをまとった北野監督をはじめ爽やかな装いで登場し、各国の報道陣を前時折談笑するなど終始リラックスした様子を見せた。


同日夜にはレッドカーペットが敷かれた会場に移動した一同は、北野監督を筆頭にタキシードと、中村は紋付袴姿の正装で登場。北野監督は『アウトレイジ』以来13年ぶりのカンヌということもあり、貫禄たっぷりに堂々と歩き「キタノー!」という熱狂的なファンの歓声に手を振る姿も。そしてカンヌ国際映画祭代表のティエリー・フレモー氏と熱い抱擁を交わし、カンヌの地での再会を喜び合った。

その後、ドビュッシー劇場にて、日本実写作品として初の選出となる「カンヌ・プレミア」部門での公式上映、世界最速上映となるワールドプレミアがついに開催。約141分にも及ぶ本作も終盤、エンドロールに北野監督の名前がスクリーンに映し出されると場内からは惜しみない拍手と歓声が巻き起こり、上映が終了すると約5分にも及ぶスタンディングオベーションが。北野監督は「今度はもっと良い作品作ってまた来ます」と照れくさそうにコメント。

場所を移し、改めて作品がお披露目された感想を聞かれた監督は「編集やりながらずっと見てたので、寝ちゃうかな。と思っていたけど…久々に大画面で見てまぁまぁかなって感じ(笑)」と照れ笑いで答えつつ「ここに居る役者さん達には本当によくぞやって頂きました。ありがとうございました」と感謝を述べ、最後に「映画はとにかくお客様あっての話し。実際カンヌで暖かく受け止めてもらえたので、日本のお客さんも同じように受け止めてくれたら幸い」と、日本のファンに向けてメッセージを残した。

映画『首』は2023年11月23日(木・祝)より全国公開。

作品情報
映画『首』

北野武監督が『ソナチネ』と同時期に構想し、30年もの長きに渡って温めていた本作は、巨匠・黒澤明が生前「北野くんがこれを撮れば、『七人の侍』と並ぶ傑作が生まれるはず」と期待していた念願の企画の映画化。“本能寺の変”が、戦国武将や忍、芸人や百姓といった多彩な人物の野望や裏切り、運命とともに描かれ、キレ味抜群のバイオレンスと笑いをはじめとした北野ワールド全開の戦国スペクタクル映画。

監督・脚本:北野武

出演:ビートたけし、西島秀俊、加瀬亮、中村獅童、木村祐一、遠藤憲一、勝村政信、寺島進、桐谷健太、浅野忠信、大森南朋、六平直政、大竹まこと、津田寛治、荒川良々、寛一郎、副島淳、小林薫、岸部一徳

原作:北野武「首」(KADOKAWA 刊)

製作:KADOKAWA

©2023KADOKAWA ©T.N GON Co.,Ltd :©若山和子

2023年11月23日(木・祝) 全国公開

公式サイト movies.kadokawa.co.jp/kubi/