第75回カンヌ国際映画祭監督週間正式出品、第58回シカゴ国際映画祭ゴールド・ヒューゴ(新人監督賞)受賞など世界中の映画祭を席巻している新鋭シャルロット・ル・ボン監督の長編デビュー作、映画『ファルコン・レイク』のメイキング映像が先行公開された。
フランスを拠点に俳優として活躍してきたシャルロット・ル・ボン。これまで、第40回セザール賞助演女優賞にノミネートされた『イヴ・サンローラン』(2014)、『ムード・インディゴ うたかたの日々』(2013)、『フレッシュ』(2022)など多数の作品に出演してきた。
この度公開された映像では、彼女が映画監督としてメガホンをとった長編初監督作『ファルコン・レイク』について「思春期に感じるような居心地の悪さや混沌を表現したかった」と振り返り、監督本人が青春時代に感じた雰囲気をフィルムに焼き付けるため奮闘する姿が収められている。
少年バスティアンが3つ年上の少女クロエに連れられてパーティーに赴くシーンの撮影には、35人ものエキストラ未経験者が出演。ル・ボン監督は演出に戸惑いながらも、丁寧に細かな動きまで指示。10テイク以上、納得がいくまで撮影を重ねた。また、原作にはない映画オリジナルの要素として「幽霊の話」を脚本に追加した経緯や、初めての長編監督作を支えた撮影監督との絆が感じられる場面も。
映画『ファルコン・レイク』は、2023年8月25日(金)より全国順次ロードショー。
もうすぐ14歳になる少年バスティアンは、母の友人ルイーズのもとでひと夏を過ごすため、家族でフランスからカナダ・ケベックの湖畔にあるコテージを訪れる。森、湖、深い自然に囲まれて過ごす数日間。メランコリックで大人びた雰囲気の3つ年上のルイーズの娘・クロエに惹かれていくバスティアンは、彼女を振り向かせるため幽霊が出るという湖へ泳ぎに行くが‥‥。
監督・脚本:シャルロット・ル・ボン
原作:バスティアン・ヴィヴェス「年上のひと」(リイド社刊)
出演:ジョゼフ・アンジェル、サラ・モンプチ、モニア・ショクリ
配給:パルコ
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2023年8月25日(金) 渋谷シネクイントほか全国順次ロードショー
公式サイト falcon-lake