Jul 02, 2026 news

禁断の儀式体験ホラー 映画『ブリング・ハー・バック』 “ヤバい儀式”を行う集団への取材も敢行! 兄弟監督が明かす制作の裏側

A A
SHARE

父親を亡くしたアンディと目の不自由なパイパー兄妹は、とても親切な里親ローラの元で暮らし始めることになる。そこには言葉を話さない男の子オリバーが一緒に住んでいた。ローラの異様なまでの愛情にアンディは違和感を覚えながらも新たな生活を始める。ある日を境にこの家で次々と不穏な出来事、家の周りに点在する謎の円のモチーフ、そしてオリバーの存在。それらが全て繋がった時、隠されていたローラの〈恐るべき願い〉が明かされる──。

『ミッドサマー』『ヘレディタリー/継承』『LAMB/ラム』などで知られる気鋭の配給会社A24と『TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー』の監督、フィリッポウ兄弟がタッグを組んだ“儀式体験ホラー”、映画『ブリング・ハー・バック』。このたび、ホラー映画界の鬼才として世界中が大注目のダニー&マイケル・フィリッポウ監督のインタビューが到着した。

作品のインスピレーションについて聞かれると、本作で脚本も担当したダニー監督は「常に違うものにインスピレーションを受けている。映画の脚本を書いている時って、どのように仕上がるかなんて、絶対に分からないんだ。瞬間、キャラクター、シーン、場所など一つずつ書いていくと、自然と形になっていく。」と自身の創作スタイルについて語った。

また、前作『TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー』と異なるアプローチを取った理由については「『トーク・トゥ・ミー』とは違うエネルギーにしたいのは明確だった。他の映画からもインスピレーションを受けているよ。『何がジェーンに起こったか?』のような作品は大好きだし、昔のサイコ・ビディにも影響は受けている。」と自身が過去に、影響を受けたホラー映画を説明。さらに、「目の見えない妹がいる友達がいるんだけど、その子が一人でバスに乗りたがっていたんだ。危険かもしれないと家族は心配していたけど、彼女は、自分で試したい、体験してみたいという強い思いがあった。そんな彼女と話していた時、“目が見えたら、どんな感じなんだろうね”と聞いてみた。すると彼女はこう答えたんだ。“目が見えなくてよかったと思う。世界の醜い部分を見なくていいから”と。その発言にすごく感動して、この作品全体のテーマにもなった。」と本作のテーマにつながる体験について明かした。

マイケル監督は、アカデミー賞ノミネート女優サリー・ホーキンスの起用に関して「最初に連絡をした役者で、役を受けてくれるとは思ってなかった。でも、脚本を送ったら気に入ってくれて、話したいと言ってくれたんだ。最初に話した時から意気投合した。彼女はキャラクターを深く理解してくれていたし、彼女ならリアルかつ誠実に役を演じてくれるだろうと信じていた。“イエスと言ってくれ!”と祈っていたら、本当に受けてくれたのさ。」とそのきっかけを語った。さらに、ダニー監督は、「彼女はキャラクターに魂を吹き込んでくれた。キャラクターをすべての要素、すべてのセリフを分析し、最も素晴らしい形でローラを体現してくれた。」とサリー・ホーキンスの演技を絶賛。

続いて、物語の鍵となる禁断の”謎の儀式”のインスピレーションについて聞かれると、ダニー監督は、「何を取り入れるにせよ、その世界観を構築するのは大好きなんだ。脚本のビル・ハインツマンとの作業は本当に楽しい。神話の世界とかね。儀式を行っているカルトメンバーとも話すことができた。彼らの経験を少しずつ組み合わせて、独自の掟を考えたりした。恐ろしいから彼らと会う時は扮装していたけどね。そうやってストーリーにリアリティをもたらしたんだ」と、リアルな取材体験を明かした。

さらに、制作秘訣について尋ねられると「大切なポイントは見せすぎないことだ。儀式は、映画よりも大きい存在だと感じさせるんだ。映画の枠組みを越えて、はるかに巨大なものが存在していると。それを登場人物の視点から描く。過剰に説明はしないが、ヒントは散りばめられているよ」とコメント。

最後に、本作の鑑賞後に観客に期待することとして、ダニー&マイケル監督は「劇場を出る時は‥‥恐怖を感じてほしいけど、何か別の感情も抱いてほしい。深いところでキャラクターに共感してね。衝撃を‥‥」とコメント。恐怖だけではない、キャラクターへの共感や別の感情を感じ取って欲しいと語った。

前作『TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー』で世界を驚かせたフィリッポウ兄弟が、A24と再びタッグを組んで放つ最新作『ブリング・ハー・バック』。前作とは異なるアプローチで描かれる物語と、さらにレベルアップしたプ恐怖描写の数々を、劇場の大スクリーンで“体験”したい。

映画『ブリング・ハー・バック』は、2026年7月10日(金)より全国公開。

作品情報
映画『ブリング・ハー・バック』

父親を亡くしたアンディと目の不自由なパイパーの兄妹は、とても親切な里親ローラの元で暮らし始めることになる。そこには言葉を話さない男の子オリヴァーが一緒に住んでいた。ローラの異様なまでの愛情にアンディは違和感を覚えながらも新たな生活を始める。次々起きる不穏な出来事、点在する謎の円のモチーフ、そしてオリヴァーの存在。それらが全て繋がった時、隠されていたローラの“恐るべき願い”が明かされる。

監督:ダニー・フィリッポウ&マイケル・フィリッポウ

出演:ビリー・バラット、ソラ・ウォン、サリー・ホーキンス、ジョナ・レン・フィリップス ほか

配給:ハピネットファントム・スタジオ

© 2025 RACKAWAY PTY LTD All Rights Reserved

2026年7月10日(金) 新宿ピカデリーほか全国公開

公式サイト bhb