Jul 27, 2017 interview

浜辺美波×北村匠海 “僕”に似ている二人だからこそ生まれたフシギな信頼関係。

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壁があるくらいがちょうどいい関係?!

 

──作品の中ではたしかな絆を深めていたおふたりですが、今日こうやってお話しているところを見ると、なんだかちょっと距離があるような(笑)。

浜辺 そうなんです、偶然にも【僕】タイプのふたりが揃ってしまったので……。このくらいの距離感がちょうどいいと言いますか。

北村 まさにそう(笑)。お互い必要以上に相手に立ち入らない感じが、現場でも過ごしやすかったですね。

──わかっております(笑)。似ている雰囲気同士のふたりで【僕】と桜良を演じられたんですね。

浜辺 北村さんが【僕】みたいな方で、ホッとしていたんです。ただでさえ桜良のキャラクターを掴むまでは彼女の活発さや、テンポの速さに付いて行くのがやっとだったので、もしも北村さんがとてもテンションの高いフレンドリーなタイプの方だったとしたら、もっと大変な現場だったかもしれないな、と思っちゃいます。

北村 もしまたいつか共演できる機会があったら、どんな役で向かい合うのかが楽しみです。次に会うときは、ふたりともテンションの高い役の可能性もありますからね(笑)。

 

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──最後に、心に残っている本や、愛読書を教えてください。

北村 僕は『永い言い訳』です。昨年映画が公開されたときに観に行って、原作もあることを知って読んでみたらまた違った感覚で作品を楽しむことができたんです。小説なのに映像的に楽しめるような感覚で。『永い言い訳』も、『君の膵臓をたべたい』と同じく、“当たり前のように生きている僕達にとって“生死はつねに隣り合わせである”というような価値観が貫かれていて、読み終わった後は泣いてしまいました。

浜辺 私は住野よる先生の『また、同じ夢を見ていた』です。『君の膵臓をたべたい』と同じ作者の先生が書かれているのでいつか読んでみたいと思っていたら、桜良を演じたご縁でプレゼントしていただいたんです。すごくうれしくて夜中の2時くらいから読み始めたら止まらなくなってしまい、気がついたら外が明るくなっていて。同じ姿勢のままで休憩なしで読み続けたので体のあちこちがちょっと痛くなるくらい夢中で読破しました。素敵な言葉の連なりが、夜という時間にぴったりの1冊です。

 

プロフィール

 

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浜辺美波

2000年8月29日生まれ、石川県出身。2011年に第7回東宝シンデレラオーディションニュージェネレーション賞を受賞、同年映画『浜辺美波〜アリと恋文〜』にて主演デビューを飾る。15年には人気アニメの実写ドラマ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』、NHK連続テレビ小説『まれ』への出演が話題となる。映画公開待機作に『亜人』(9月公開予定)がある。

 

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北村匠海

1997年11月3日生まれ、東京都出身。2008年映画『DIVE!!』で映画デビュー。2013年にはダンスロックバンド「DISH//」のメンバーとしてメジャーデビュー。俳優としてはドラマ『ゆとりですがなにか』、映画『ディストラクション・ベイビーズ』などの注目作に出演。映画公開待機策に『恋と嘘』(秋公開予定)、『勝手にふるえてろ』(年内公開予定)などがある。

 

映画レビュー

 

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映画『君の膵臓をたべたい』

高校時代のクラスメイト・山内桜良(浜辺美波)のとある言葉をきっかけに教師となった“僕”(北村匠海/小栗旬)。教え子と話すうちに、桜良と過ごした数カ月間の思い出をよみがえらせていく。クラスの人気者である桜良と、誰に対しても心を開けない高校時代の“僕”。交わることのなかった2人だが、ある日“僕”は偶然にも桜良の秘密を知ってしまう。彼女は膵臓に重大な病を抱えていたのだ。秘密を共有した桜良と“僕”は、遺された時間を共に過ごすようになる。そして桜良の死から12年後、彼女の親友だった恭子(大友花恋/北川景子)もまた、結婚を目前に控え、桜良と過ごした日々を思い出していた。大人になった“僕”を小栗旬、恭子を北川景子がそれぞれ演じている。

原作:住野よる『君の膵臓をたべたい』(双葉社刊)
監督:月川翔
主題歌:Mr.Children『himawari』(TOY’S FACTORY)
出演:浜辺美波、北村匠海、大友花恋、矢本悠馬、桜田通、森下大地、上地遊輔、北川景子、小栗旬
©2017「君の膵臓をたべたい」製作委員会 ©住野よる/双葉社
2017年7月28日(金)全国ロードショー
公式サイト:http://kimisui.jp/

 

 

 

原作紹介

 

「君の膵臓をたべたい」住野よる/双葉社

小説投稿サイトに掲載されていた本作を、担当編集者が発見したことをきっかけに書籍化。原作の中では主人公の名前が最後まで明かされず、桜良と【僕】の関係性に共感しながら読み進めていた読者はセンセーショナルなタイトルに込められた本当の意味を理解すると、きっと涙する。

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おすすめ本紹介

 

「また、同じ夢を見ていた」住野よる/双葉社

学校に友達がいない“私”が出会ったのは、リストカットを繰り返し手首に傷がある女子高生の“南さん”と、とてもかっこいい“アバズレさん”、一人暮らしの“おばあちゃん”、そして、尻尾の短い“彼女”だった。彼女たちの幸せはどこにあるのか、やり直したいことがあるすべての人へ贈るストーリー。

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「永い言い訳」西川美和/文藝春秋

人気作家の津村啓は、長年連れ添った妻・夏子を突然のバス事故で失うという悲劇に見舞われた。しかし、妻を失った悲しさを“演じる”ことしかできなかった津村は、同じ事故で母親を失った一家と出会い、はじめて夏子と向き合い始めるが…。突然家族を失った者たちは、どのように人生を取り戻すのか。人間の関係の幸福と不確かさを描いた感動の物語。

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