Jan 29, 2024 interview

この役で嫌われたなら本望だ。『劇場版 君と世界が終わる日に FINAL』須賀健太インタビュー

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人類の救世主になりたいマッドサイエンティスト

ーー今回のシンジは最高の嫌われ役でしたが‥‥。

これで嫌われたらもう本望です(笑)。
主人公を演じた竹内涼真君が言ってたんですけど、4年間ひとつの作品をやるって、すごくエネルギーのいることだし、今の日本ではなかなかない機会なんです。

それを背負ってきた人たちがいる中で、劇場版でこのポジションをいただけたので、自分がどう見られるかというよりは、作品に対していいピースになれたらと思いながらやっていました。

それに実は、タワーで一緒に働く研究者からあまり好かれていないっていう裏設定があるんです(笑)。

監督が研究所のメンバーを演じた俳優の方々に「そんなに従い過ぎなくていいよ」みたいな指示を出していたんです。僕自身も演技として、若くしてチーフという地位になった故の重圧を、歩くシーンでも表現しているんです。
与えられた地位でうまくできない部分は、人間らしくてシンジの好きな部分でもあります。彼は多分登場人物で、一番弱い存在だと思います。

ーー本作でマッドサイエンティストとして、人類の救世主になる選択をしたシンジですが、須賀さん本人としては全人類とたったひとりの命どっちを選びますか?

きみセカ的な質問ですね‥‥(笑)。でも、今「たったひとりです」とかカッコつけても、その状況になったら全人類を選ぶんじゃないですかね。僕には抗うエネルギーがないと思います。

ーー響みたいにはなれない?

はい(笑)。争いながら4年間も頑張れないと思います。ゴーレムっていう敵と戦いながら、ひとりを助けるっていう目的になった瞬間に、人類も敵になるわけじゃないですか。そんな中で戦えないです。かっこつけられないですよ‥‥(笑)。