オススメの“1冊”は、原作コミックと“浴びる”感覚になれる詩集
──さて、「otoCoto」では、皆さんに愛読書や好きなマンガをお聞きしています。福士さんは、以前ご登場いただいた時に「ドラゴンボール」がお好きだとおっしゃっていましたが、他の作品についてもぜひお伺いしたいです。
福士 やっぱり「BLEACH」です。この映画のオファーをいただいた時に、全74巻を読ませていただいたんですが、すべてのキャラクターが本当に魅力的でカッコいいんです。なかでも「尸魂界篇」がすごく面白くて。映画は「死神代行篇」の物語が中心となっていますが、もしチャンスをいただけるなら、「尸魂界篇」でも演じたいです。なので、ぜひ今回の『BLEACH』を映画館で観ていただいて、判断してもらえたら嬉しいです(笑)。
──川上さんはいかがでしょうか。
川上 最果タヒさんの詩集です。まだ有名になる前のインディーズの作品「グッドモーニング」から読ませていただいているんですが、彼女が紡ぐ言葉がすごく好きなんですよ。どの詩も綺麗な言葉なのに、すごく辛辣で毒があるんです。彼女の詩は、読んで学ぶのではなく、“浴びる”感覚になれるのでオススメです。
──ありがとうございました。では最後に、代表して福士さんから、今作を楽しみにしている方にメッセージをお願いします。
福士 この映画は、アクションも練りに練って、1カット1カットすべてを丁寧に撮影したので、とても迫力があります。アクション以外でも、学生の青春を感じられるシーンもたくさんありますし、仲間や友情、それを超えた朽木ルキア(杉咲花)との関係がすごく感情的に描かれているので、いろんな角度から楽しめると思います。キャラクター同士の関係性は、原作を読めばさらに深く描かれているので、ぜひ原作と一緒に楽しんでもらえたらと思います。
取材・文 / 吉田可奈
撮影 / 佐野円香
杉咲花のインタビューは こちら
吉沢亮のインタビューは こちら
福士蒼汰(ふくし・そうた)
1993年生まれ、東京都出身。2011年に俳優デビュー。NHK連続テレビ小説「あまちゃん」(13年)で2014年のエランドール賞新人賞に、『好きっていいなよ。』、『イン・ザ・ヒーロー』、『神さまの言うとおり』(14年)で第38回日本アカデミー賞新人俳優賞に輝いた。他の映画の出演作に、『図書館戦争』シリーズ(13年・15年)、『ストロボ・エッジ』(15年)、『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』(16年)、『ちょっと今から仕事やめてくる』(17年)、『曇天に笑う』『ラプラスの魔女』(18年)など。『旅猫リポート』(10月26日公開)、『ザ・ファブル』(2019年公開)が待機している。
川上洋平(かわかみ・ようへい)
神奈川県出身。[ALEXANDROS]のボーカル/ギターとして活動中。SUMMER SONICやROCK IN JAPAN FESTIVALを始め多くの音楽フェスに出演し、ヘッドライナーを務めるなど高い人気を集めている。また、海外アーティスト来日公演のサポートアクトや、欧米でのフェス出演、ワンマンライブ開催など、海外でも精力的に活動中。7月18日(水)には今作の主題歌であるニューシングル「Mosquito Bite」が発売。今夏には、初となるスタジアムライブが、秋にはニューアルバムの発売が決定。12月からはバンド史上最長となるツアーが発表されている。
映画『BLEACH』
高校生・黒崎一護はユウレイが見える霊感の持ち主。ある日、家族が人間の魂を喰らう悪霊・虚<ホロウ>に襲われてしまう。そこに現れたのは死神を名乗る謎の女・朽木ルキア。彼女は一護に究極の選択を迫る。このまま家族とともに殺されるか、世の中の全ての人を悪霊・虚<ホロウ>から護る《死神》になるか――。
《死神》として生きていく道を選んだ一護の先には、想像を超えた闘いが待ち受けていた。
映画『BLEACH』
原作:「BLEACH」久保帯人(集英社ジャンプ コミックス刊)
監督・脚本:佐藤信介
脚本:羽原大介
音楽:やまだ豊
出演:福士蒼汰 杉咲花 吉沢亮/真野恵里菜 小柳友/田辺誠一 早乙女太一 MIYAVI/長澤まさみ 江口洋介
主題歌/挿入歌:「Mosquito Bite」/「MILK」
[ALEXANDROS](UNIVERSAL J / RX-RECORDS)
製作:映画「BLEACH」製作委員会
制作プロダクション:シネバザール
配給:ワーナー・ブラザース映画
2018年7月20日(金)公開
©久保帯人/集英社 ©2018 映画「BLEACH」製作委員会
公式サイト:bleach-movie.jp
公式Twitter:@bleach_moviejp
公式Instagram:@bleach_movie