歌が大好きな福士を、川上がプロデュース?!映像と音楽の相乗効果を語る
──福士さんは、映画『曇天に笑う』に続いての長男役になりますね。
福士 あ、本当だ!
川上 実際はお兄ちゃんなの?
福士 自分には姉が二人いるんです。姉弟で男は自分だけで、一護の“妹を守りたい”という気持ちはとても共感できました。それに、25歳になった今、下の世代の俳優さんもたくさん活躍していて、「もう自分は一番年下の世代ではないんだな」と思うことが増えてきたんです。今が一番、考えることが、変化する年なのかもしれないというところです。
川上 25歳かぁ。僕は当時、サラリーマンだったなぁ。
福士 そうだったんですか?
川上 うん。大学に行ってたんだけど、2年くらい留年しちゃって(笑)。在学中にデビューしたかったけど出来なかったから、卒業して就職したんです。それから数年経って、やっとデビューを掴んだので、家族孝行したいと思うようになったのはつい最近で。福士くんの年齢でそう思えるのは、本当に素晴らしいことだと思います。
──福士さんから川上さんに聞きたいことはありますか?
福士 それはもう、聞きたいことだらけです!まず、6年間海外で育って、日本に戻って来たんですよね?その生い立ちからして独特なので!自分はミュージシャンの方と交流することがあまりないので、一つひとつ聞いていきたいくらいです。
川上 音楽は聴くの?
福士 正直、あまり音楽は聴かない方なんですが、歌うことが大好きなんです。なので、歌うために曲を聴いていることが多いですね。
川上 え~!なにそのエピソード、カッコいい!これ以上、カッコよくならないで(笑)!
──では、川上洋平プロデュースとか…?!
川上 お望みならいくらでも!
福士 嬉しいです!でも、[ALEXANDROS]さんの曲は、キーが高くて歌えないんです。
川上 そんなの、俺が合わせて作るから大丈夫(笑)!
──さて、映画にとっての音楽、音楽にとっての映画は、それぞれに相乗効果があると思います。
福士 昔のドラマ主題歌を聴いて、当時の記憶がフラッシュバックすることも多いです。
川上 うん。それに、あんまり興味のない映画でも、良い音楽を使っていたりすると「わかってるな」って思うこともある(笑)。
福士 あはは(笑)。この映画は、映画も音楽も良いですよね。
川上 もちろん!歌詞も、映画を観た時に自分の気持ちとリンクする部分が多かったので、あえて一護の気持ちや、『BLEACH』のことは深く考えすぎないようにして作りました。上手く相乗効果になっていると思うので、映画と音楽、両方を楽しんでもらいたいです。