【世田谷声優フェス2016イベントレポート③】
ラジオドラマは観客参加? 「古川登志夫、平野文のレジェンドナイト! 公開録音!」
去る8月27日(土)にIID世田谷ものづくり学校にて開催された「世田谷声優フェス2016」。そのイベントレポートを締めくくるのは、声優・古川登志夫さん、平野文さんによるラジオ番組公開収録! あの「レジェンドラジオ」を“生”で聴いてきました!!
老若男女幅広いファンが詰めかけたラジオ公開収録
収録が行なわれたのは、IID世田谷ものづくり学校の3階スタジオ。100名が座れる最も大きな教室(元々は家庭科室だったそうです)なのですが、それでも収まらず、収録開始直前には立ち見が出るほどの大盛況に。さすがは古川さん、平野さんですね。客層も40代前後の古参ファンを中心に、ご年配の方から小さなお子さんまで、幅広く参加されていました。
さて、今回の「公開収録」は、オールナイトニッポン「Radital(ラジタル)」で不定期配信中の人気番組「古川登志夫と平野文のオールナイトニッポンモバイル」のもの。アニメに関するスペシャルトークや、毎回恒例のラジオドラマなど、ファン垂涎の内容となっています。今回収録した番組も現在、絶賛配信中。こちらもぜひぜひお聞きください。
■古川登志夫と平野文のオールナイトニッポンモバイルスタッフの合図と共に会場入りした古川さんと平野さん。これを会場の皆さんが万雷の拍手で迎えます。おおっ? と思わされたのは平野さんのヘアメイク。『うる星やつら』ラムちゃんのような緑色のウィッグを被っての登場です。このサービス精神がたまりませんね!
ラジオ番組をインターネットで聴けるようになった(しかも時間を問わず、スマホやPCなど好きな機器で楽しめるようになった)ことを、「良い時代になったものだ!」と『北斗の拳』シン役の名台詞で喜ぶ古川さん。今回は、せっかくファンの皆さんが集まってくださったということで、何か面白い仕掛けを用意しているようです。
それが、毎回恒例となっているラジオドラマの観客参加。それも「効果音」での参加というのだから驚かされます。風が吹いたら風の音を、猫が鳴いたら猫の鳴き声を、客席の皆さんにやってもらおうという試みなのです。「脚本の藤井青銅さんが、このために作家生命を賭けて脚本を書きました(笑)」(古川さん)
何度かの準備をしていよいよ本番開始。実際に観客参加のラジオドラマがどうなったのか、それは配信中の番組を実際に聴いてみてください。客席の皆さんの熱演(?)を受けての古川さん、平野さんのアドリブも聴き所ですよ。
アニメファンの“熱意”は海外も日本も同じ!
そのほか、番組では8月に米国・ダラスで行なわれたアニメフェスのレポートも。世界的大人気の『ドラゴンボール』ピッコロ役などで人気の古川さん、『うる星やつら』ラムちゃんが世界中の男子を虜にした平野文さんは、もちろん海外でも超VIP扱い。現地の大歓迎ぶりや、ダラスの町を挙げての盛り上がりぶりなどを語ってくださいました。古川さんはセクシーなコスプレをしている女性参加者に目が釘付けだったようですよ。
「あんな過激な格好で寒くないのかな?(笑)」(古川さん)
「電飾を身につけたラムちゃんもいてうれしかったわ」(平野さん)
日本のアニメイベントと異なっているのは、会場となったホテルだけでなく、町全体がアニメフェスで盛り上がっていたこと。アニメのコスプレイヤーが町中を練り歩き、それを周りの人たちが自然に受け入れている様子がとても印象的だったそうです。日本ではむしろコスプレイヤーが会場外に出てはいけないというのがマナーになっていますから、真逆ですよね。
でも、アニメファンの熱意はどの国でも一緒のよう。古川さん曰く、ファンのキラキラした眼差しが、ダラスのファンも、世田谷に集まってくれた日本のファンも一緒だそうです。
……そして気がつけばあっという間に終了の時間に。短すぎる、でもとても高密度な30分でした。約1年ぶりの「古川登志夫と平野文のオールナイトニッポンモバイル」でしたが、古川さん、平野さんの息もピッタリ。『うる星やつら』のあたるとラムの掛け合いを聞いているようでしたよ。
次の放送も早く聞いてみたいですね! 期待しましょう!!
文 /山下達也 撮影 /江藤海彦
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