Mar 27, 2017 news

亀梨和也も絶賛!まわりを浄化する土屋太鳳の純粋さ

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コラム 佐々木誠の『映画記者は今日も行く。』第51回

『PとJK』の初日舞台挨拶が3月25日、新宿ピカデリーで行われた。 舞台挨拶には、廣木隆一監督、出演の亀梨和也、土屋太鳳、高杉真宙、玉城ティナが登壇した。

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今回の舞台挨拶でも、観客に対し「舞台挨拶とかを見に来てくれた人からよく、『すごくキラキラしてました』と言って頂けることがあるんですが、私たちもここに立って皆さんの顔を見ると、笑顔でキラキラとされているので、こういう場所って大事だなと改めて思いました」と、真っ直ぐな瞳で感謝の言葉を述べていた。

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そんな純粋な土屋の印象について、本作で主演を務めた亀梨和也は「初めてお仕事させて頂いたんですが、テレビで観ていたり、色々な人から聞いていた話の印象とほとんど変わらず、真っ直ぐで純粋で、ちゃんとした方だなと思いました。ちょっと天然というか、独特な空気感が魅力的で、会うたびに人として綺麗な気持ちになって帰ってました(笑)」と、その人柄を絶賛していた。

対して、土屋は亀梨について「最初の印象はクールな方だなと思っていたんですが、実際にお会いしてみると、元気で優しくて面白くて、松岡修造さんに会った時と同じ衝撃を受けました(笑)」と返し、会場を笑いに包むと、亀梨は「『太鳳っ! 元気かっ!! 今日はどうだっ!?』って、僕そんな感じでした?(笑)」と、一人困惑の表情を浮かべていたのだった。

土屋太鳳というのは珍しい名前だが、実は本名である。 名前をつけるのに困っていた母親が、【生まれたばかりの赤ん坊が細長い紙に筆で[二月三日生まれ 女 太鳳]と書いていた】という予知夢を見たらしく、実際にその夢の通り、予定日よりも早い2月3日の朝に女の子、つまり太鳳が誕生したのだという。 太鳳の「鳳」の字は鳳凰(ほうおう)を表す。いわゆるフェニックス(不死鳥)とは少し異なるが、欧米では鳳凰のことを“東洋のフェニックス”とも呼んでいるそうだ。 彼女がこの世界に入るきっかけとなったのが、2005年に角川映画とソニーミュージック、そしてYahoo! JAPANが合同で実施した「スーパー・ヒロイン・オーディション ミス・フェニックス」で審査員特別賞を受賞したというのも、何かの偶然なのか、はたまた必然だったのだろうか。 ちなみに、同オーディションでグランプリを受賞したのは、今も女優として大活躍している蓮佛美沙子だ。

また、土屋は幼い頃から、日本舞踊やクラシックバレエ、ヒップホップダンス、陸上、乗馬、スキー、バスケットボールなど数多くの習い事を続けており、運動神経抜群な女性としても知られている。女子校在学中には、創作ダンス部で全国大会に出場したほどだ。 それらで鍛えられた精神の強さか負けん気の強さか、何に対しても常に全力投球なのが、土屋の一つの魅力にもなっている。

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2016年10月に放送された、TBSの長寿番組『オールスター感謝祭』の人気コーナー「赤坂5丁目ミニマラソン」に出場した際には、出演ドラマの番宣ということを忘れるくらいの“マジ”走りで、出走した女性の中で見事1位(全体では8位)に輝いた。ゴールテープを切った瞬間に倒れ込み、スタッフに抱えられながらその場を後にした姿を目撃した会場からは、割れんばかりの拍手が送られた。ドラマで主演を務めた織田裕二も感激の表情で称え、土屋が倒れこむや、すぐさま彼女の元へ向かっていた姿が思い出される。

そんな土屋の頑張る姿は、関わる人みんなを元気づけ、亀梨も言ったように人として綺麗な気持ちにさせてくれる。

2017年の今年は、『PとJK』のほかにも、『兄に愛されすぎて困ってます』(6月30日公開)、『トリガール!』(秋公開予定)、『8年越しの花嫁』(冬公開予定)と、4本の映画に出演予定の土屋。一つ一つの仕事に真摯に向き合い、全力投球で取り組む彼女の姿は想像に難くない。 そして、あまり注目されていないのが不思議なのだが、実は土屋は声がイイ。落ち着きのあるしっとりとした声質で、“声の仕事”にもピッタリな女優のはずだ。もっとたくさんオファーが来てもおかしくはないのだが。

映画『PとJK』(松竹配給)

映画『PとJK』(松竹配給)は、警察官(POLICE)と女子高生(JK)による秘密の年の差結婚を描いた、三次マキによる同名コミックを実写映画化したラブストーリー。

監督:廣木隆一
脚本:吉川菜美
出演:亀梨和也、土屋太鳳、高杉真宙、玉城ティナ、西畑大吾、江口のりこ、川瀬陽太、河井青葉、古谷佳也、高橋メアリージュン、瀬戸利樹、小林優斗、松永拓野、松本大志、村上淳、ともさかりえ、大政絢、田口トモロヲ ほか

公式サイト http://ptojk.jp/

佐々木誠

「日刊 情報プレス」編集者 (有)情報プレス社が発行する「日刊 情報プレス」は、映画業界のニュースやイベント、興行成績、劇場公開情報など、映画に関する様々な情報を掲載。また、Facebookページでは、【情報プレスα】(www.facebook.com/joho.press.jp)として、映画の舞台挨拶やイベントの模様を面白可笑しく掲載中。日々アップしている。