Jan 28, 2023 column

米アカデミー賞作品賞ノミネート映画 予告映像まとめ [95th Oscar 2023]

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06. Best pictures 米アカデミー賞 作品賞ほか6部門ノミネート

『フェイブルマンズ』
巨匠・スピルバーグ初の自伝的映画

2022年11月11日 米国初公開   全世界興行収入:21,859,595ドル (2023年1月27日時点)

『E.T.』、『ジュラシック・パーク』など史上最も愛され、変幻自在なフィルモグラフィを世界に送り出してきた巨匠スピルバーグが“映画監督”になる夢を叶えた自身の原体験を描いた最新作、映画『フェイブルマンズ』。

この度、第95回アカデミー賞において、作品賞、監督賞(スティーヴン・スピルバーグ)、主演女優賞(ミシェル・ウィリアムズ)、助演男優賞(ジャド・ハーシュ)、脚本賞(スティーヴン・スピルバーグ&トニー・クシュナー)、作曲賞(ジョン・ウィリアムズ)、美術賞(リック・カーター)の計7部門で堂々のノミネーションを果たした。

あらすじ
初めて映画館を訪れて以来、映画に夢中になったサミー・フェイブルマン少年(ガブリエル・ラベル)は、母親(ミシェル・ウィリアムズ)から8ミリカメラをプレゼントされる。家族や仲間たちと過ごす日々のなか、人生の一瞬一瞬を探求し、夢を追い求めていくサミー。母親はそんな彼の夢を支えてくれるが、父親(ポール・ダノ)はその夢を単なる趣味としか見なさない。サミーはそんな両親の間で葛藤しながら、さまざまな人々との出会いを通じて成長していく。人生の一瞬一瞬を探求し、夢を追い求める物語。

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2023年3月3日 日本公開

監督・脚本:スティーヴン・スピルバーグ/出演:ミシェル・ウィリアムズ、ポール・ダノ、セス・ローゲン ほか
配給:東宝東和 © 2022 Universal Pictures. ALL RIGHTS RESERVED.
公式サイト fabelmans-film.jp

07. Best pictures 米アカデミー賞 作品賞ほか5部門ノミネート

『TAR/ター』
天才女性指揮者の苦悩と仕掛けられた陰謀

2022年10月7日 米国初公開  全世界興行収入:7,407,031ドル (2023年1月27日時点)

『イン・ザ・ベッドルーム』(01)『リトル・チルドレン』(06)のトッド・フィールド監督が16年ぶりに手がけた長編作品で、ケイト・ブランシェットを主演に、天才的な才能を持った女性指揮者の苦悩を描いたドラマ。

この度、第95回アカデミー賞において、作品賞、監督賞(トッド・フィールド)、脚本賞(トッド・フィールド)、主演女優賞(ケイト・ブランシェット)、編集賞、撮影賞など主要6部門にノミネート。

あらすじ
世界最高峰のオーケストラの一つであるドイツのベルリン・フィルで、女性として初めて首席指揮者に任命されたリディア・ター(ケイト・ブランシェット)。彼女は天才的な能力とそれを上回る努力、類稀なるプロデュース力で、自身を輝けるブランドとして作り上げることに成功する。今や作曲家としても、圧倒的な地位を手にしたターだったが、マーラーの交響曲第5番の演奏と録音のプレッシャーと、新曲の創作に苦しんでいた。そんな時、かつてターが指導した若手指揮者の訃報が入り、ある疑惑をかけられたターは、追いつめられていく‥‥。

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2023年5月12日 日本公開

監督・脚本:トッド・フィールド/出演:ケイト・ブランシェット、マーク・ストロング、ジュリアン・グローヴァー
配給:ギャガ © 2022 FOCUS FEATURES LLC.
公式サイト gaga.ne.jp/TAR

08. Best pictures 米アカデミー賞 作品賞ほか5部門ノミネート

『トップガン マーヴェリック』
36年間あたためられていた待望の続編

2022年5月27日 米国初公開  全世界興行収入:1,488,732,821ドル (2023年1月27日時点)

トム・クルーズを一躍スターダムに押し上げた1986年公開の世界的ヒット作『トップガン』の続編。

この度、第95回アカデミー賞において作品賞、主題歌賞(Hold My Hand/レディー・ガガ)、脚色賞、編集賞、音響賞、視覚効果賞の6部門に見事ノミネート。

アカデミー賞において、トム・クルーズ主演作が作品賞にノミネートされたのは、第69回の『ザ・エージェント』以来、実に26年ぶりという快挙。見事受賞となれば、ダスティン・ホフマンとのW主演作『レインマン』(第61回)以来、34年ぶりというとてつもない偉業となる。

あらすじ
アメリカ海軍のエリート・パイロット養成学校“トップガン”に、天才と呼ばれた男が教官として帰ってきた。父と親友を空で失った過去を持ち、誰よりも空の厳しさと美しさを知るマーヴェリック(トム・クルーズ)だ。彼は守ることの難しさ、戦うことの厳しさを若者たちに教えるが、訓練生らは型破りな指導に困惑し反発する。そんな新人たちの中には、かつてマーヴェリックの相棒だったグースの息子ルースター(マイルズ・テラー)の姿もあった。ルースターは、訓練中に命を落とした父とバディを組んでいたマーヴェリックを恨み、対峙するが‥‥。

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2022年5月27日 日本公開

監督:ジョセフ・コシンスキー/出演:トム・クルーズ、マイルズ・テラー、ジェニファー・コネリー、エド・ハリス ほか/吹替え版声優:森川智之、宮野真守 
配給:東和ピクチャーズ ©2022 Paramount Pictures Corporation. All rights reserved.
公式サイト topgunmovie.jp 配信中 Amazon Prime VideoU-NEXT

09. Best pictures 米アカデミー賞 作品賞ほか2部門ノミネート

『逆転のトライアングル』
現代における階級社会を皮肉った人間ドラマ

2022年7月28日 ニュージーランド初公開  全世界興行収入:22,519,512ドル (2023年1月27日時点)

豪華客船に乗る超絶セレブリティたちを登場人物に、ファッション業界とルッキズム、現代における階級社会をテーマに描いた人間ドラマ。

第95回アカデミー賞で作品賞、監督賞(リューベン・オストルンド)、脚本賞の3部門でノミネートされた。

ブラックユーモアにあふれた作品で高い評価を受けてきたオストルンド監督は、本作で前作『ザ・スクエア 思いやりの聖域』に続き、第75回カンヌ国際映画祭にてパルムドールを受賞し、史上3人目となる2作品連続のパルムドール受賞という快挙を成し遂げた。

あらすじ
モデル・人気インフルエンサーのヤヤと、男性モデルカールのカップルは、招待を受け豪華客船クルーズの旅に。リッチでクセモノだらけな乗客がバケーションを満喫し、高額チップのためならどんな望みでも叶える客室乗務員が笑顔を振りまくゴージャスな世界。しかしある夜、船が難破。そのまま海賊に襲われ、彼らは無人島に流れ着く。食べ物も水もSNSもない極限状態で、ヒエラルキーの頂点に立ったのは、サバイバル能力抜群な船のトイレ清掃婦だった‥‥。

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2023年2月23日 日本公開

監督:リューベン・オストルンド/出演:ハリス・ディキンソン、チャールビ・ディーン、ドリー・デ・レオン、ウディ・ハレルソン ほか
配給:ギャガ Fredrik Wenzel © Plattform Produktion
公式サイト gaga.ne.jp/triangle

10. Best pictures 米アカデミー賞 作品賞ほか脚色賞にノミネート

『ウーマン・トーキング 私たちの選択』
虐げられた女たちが未来を懸けた2日間

2022年12月23日 米国初公開  全世界興行収入:1,314,126ドル (2022年1月27日時点)

架空の村を舞台に性被害にあった女性たちが、自らの未来のために話し合いを重ねていく姿を描いたドラマ。
第95回アカデミー賞作品賞・脚色賞(サラ・ポーリー)の2部門にノミネートした。

原作は2018年に出版され、NEW YORK TIMESブックレビュー誌の年間最優秀書籍に選ばれたミリアム・トウズによる同名ベストセラー小説「WOMEN TALKING」。2005年から2009年にボリビアで起きた実際の事件を元に描かれている。

監督は『死ぬまでにしたい10のこと』(03)などで女優として活躍しながら、2006年、『アウェイ・フロム・ハー君を想う』で監督、脚本家としてデビューし数々の賞を受賞したサラ・ポーリー。すでにオスカー前哨戦では脚色賞を数多く受賞しており、今回のアカデミー賞でも最有力という声も高い。

あらすじ
舞台は2010年の架空の村。自給自足で生活するキリスト教一派の村で起きる女性たちが度々レイプされる。これまで女性たちはそれを「悪魔の仕業」「作り話」というように男性たちに否定されていたが、それが実際に犯罪だったということを知る。男性たちが街へと出かけている2日間、彼女たちは自らの未来を懸けた話し合いを行う‥‥。

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2023年 初夏 日本公開

監督・脚本:サラ・ポーリー/原作:ミリアム・トウズ「WOMEN TALKING」/出演:ルーニー・マーラ、クレア・フォイ、ジェシー・バックリー、ベン・ウィショー、フランシス・マクドーマンド ほか
配給:パルコ ユニバーサル映画 © 2022 Orion Releasing LLC. All rights reserved.
公式サイト parco-movie/movie