市川崑監督 生誕111年記念 特別上映プログラム


大映作品を含め4作品が初披露、計7本の名作たちを4Kで劇場上映
角川映画第1作『犬神家の一族』を手がけた市川崑監督が、2026年の今年、生誕111周年を迎える。「角川映画祭」では、これを記念し、妻であり名脚本家である和田夏十とのコンビ作を中心に多くの代表作を残してきた大映時代の代表作も含めて特集上映。上映作品8作品のうち、4K修復版は7作品、うち『黒い十人の女』『ぼんち』『鍵』『破戒』の4作品が4K版初披露となる。
『黒い十人の女』(1961) ※4K版初披露

フィルムノワール超大作 思いを寄せる男に殺意を抱く女たちが巻き起こすブラックコメディ・ミステリー
双葉(山本富士子)という聡明で美しい妻がいるにもかかわらず、9人もの愛人をもつテレビプロデューサー・風松吉(船越英二)。どこか憎めない風情の男だが、ついにたまりかねた妻と愛人、計10人の女たちは共謀して彼の殺害を企てるようになりー。
[監督] 市川崑
[脚本] 和田夏十
[音楽] 芥川也寸志
[出演] 山本富士子 / 宮城まり子 / 船越英二 / 岸惠子
© KADOKAWA 1961
『ぼんち』(1960) ※4K版初披露

足袋問屋の一人息子・市川雷蔵と豪華女優陣による4人の妾たち
船場の若旦那(市川雷蔵)は、女系家族の待望の跡取り。親の言いつけで結婚した妻(中村玉緒)と仲睦まじく過ごしていたが、祖母・母のいじめにより離縁となってしまう。それを皮切りに芸者(若尾文子)、料亭の女中頭(京マチ子)と若旦那の恋の遍歴が始まりー。
[監督] 市川崑
[原作] 山口豊子
[脚本] 和田夏十 / 市川崑
[音楽] 芥川也寸志
[出演] 市川雷蔵 / 若尾文子 / 船越英二 / 京マチ子
© KADOKAWA 1960
『鍵』(1959) ※4K版初披露

歪んだ愛と女の闇、そしてシュールな笑い 映像演出で魅せる耽美的エロスの傑作
初老の古美術鑑定家・剣持(中村鴈治郎)は、年の離れた妻の郁子(京マチ子)との関係に不安を感じていた。剣持は娘の敏子(叶順子)の恋人の医学生・木村(仲代達矢)を利用し、自身の不安を解消しようと思いつく。
[監督] 市川崑
[原作] 谷崎潤一郎
[脚本] 和田夏十 / 長谷部慶治
[音楽] 芥川也寸志
[出演] 京マチ子 / 叶順子 / 仲代達矢 / 中村鴈治郎
© KADOKAWA 1959
『破戒』(1962) ※4K版初披露

身分を隠し生きてきた教師に突きつけられた人間の誠 W市川が社会的タブーに迫る
小学校教員・瀬川丑松(市川雷蔵)は厳しい差別から命を懸けて彼を守った父の死に際して、自身の素性を誰にも明かさないと誓った。しかし、尊敬する部落民開放運動家の猪子蓮太郎(三國連太郎)から「一生卑怯者で通す気か」と問いつめられ、葛藤するようになりー。
[監督] 市川崑
[原作] 島崎藤村
[脚本] 和田夏十
[音楽] 芥川也寸志
[出演] 市川雷蔵 / 藤村志保 / 長門裕之 / 船越英二
© KADOKAWA 1962
『おとうと』(1960)

コントラストを残す現像方法「銀残し」が生み出された、カンヌ国際映画祭受賞作品
げん(岸惠子)と碧郎(川口浩)は、時には本気で喧嘩もする仲の良い姉弟。しかし、家族に無関心なのに厳格な父(森雅之)と小言ばかりの神経質な継母(田中絹代)のせいで家庭の雰囲気は暗い。両親に嫌気がさして反発を繰り返す碧郎をかばうげんだったがー。
[監督] 市川崑
[原作] 幸田文
[脚本] 水木洋子
[音楽] 芥川也寸志
[出演] 岸惠子 / 川口浩 / 田中絹代 / 森雅之
© KADOKAWA 1960
『雪之丞変化』(1963)

豪華絢爛な娯楽時代劇 歌舞伎界から映画スターになった長谷川一夫が一人二役で魅せる仇討ち
上方歌舞伎の人気女形・雪之丞(長谷川一夫)は、父を死に追いやった土部三斎(中村鴈治郎)一派への復讐を密かに誓っていた。義賊・闇太郎(長谷川一夫)の助けを借りて、雪之丞は次第に三斎一派を追いつめて行く。雪之丞の仇討ち、そして恋の行方は―。
[監督] 市川崑
[原作] 三上於菟吉
[脚本] 和田夏十
[音楽] 芥川也寸志
[出演] 長谷川一夫 / 山本富士子 / 若尾文子 / 市川雷蔵
© KADOKAWA 1963
【通常版上映】
『野獣死すべし』(1980/監督:村川透) © KADOKAWA 1980
『スローなブギにしてくれ』(1981/監督:藤田敏八) © KADOKAWA 1981
『伊賀忍法帖』(1982/監督:斎藤光正) © KADOKAWA 1982
『汚れた英雄』(1982/監督:角川春樹) © KADOKAWA 1982
『幻魔大戦』(1983/監督:りんたろう) © KADOKAWA 1983
『愛情物語』(1984/監督:角川春樹) © KADOKAWA 1984
『晴れ、ときどき殺人』(1984/監督:井筒和幸) © KADOKAWA 1984
『友よ、静かに瞑れ』(1985/監督:崔洋一) © KADOKAWA 1985
『キャバレー』(1986/監督:角川春樹) © KADOKAWA 1986
『ぼくらの七日間戦争』(1988/監督:菅原比呂志) © KADOKAWA 1988
『ファイブスター物語』(1989/監督:やまざきかずお) © EDIT © KADOKAWA 1988
『天と地と』(1990/監督:角川春樹) © 1990「天と地と」製作委員会
『天河伝説殺人事件』(1991/監督:市川崑) © KADOKAWA 1991
『リング』(1998/監督:中田秀夫) © 1998「リング」「らせん」製作委員会
『黒い家』(1999/監督:森田芳光) © 1999「黒い家」製作委員会
『セーラー服と機関銃-卒業-』(2016/監督:前田弘二) © 2016「セーラー服と機関銃 -卒業-」製作委員会 【PG12】
『聖の青春』(2016/監督:森義隆) © 2016『聖の青春』製作委員会
『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(2017/監督:廣木隆一) © 2017「ナミヤ雑貨店の奇蹟」製作委員会
『とんび』(2022/監督:瀬々敬久) © 2022『とんび』製作委員会
『カラオケ行こ!』(2024/監督:山下敦弘) © 2024『カラオケ行こ!』製作委員会
『(LOVE SONG)』(2025/監督:チャンプ・ウィーラチット・トンジラー) © 2025『(LOVE SONG)』製作委員会

【角川映画50周年プロジェクト】第一弾として、角川映画50年の歩みの中から、実写・アニメ映画珠玉の40作品を一挙上映。そのうち、4K版初披露となる『セーラー服と機関銃』『時をかける少女』『失楽園』『Wの悲劇』『野性の証明』『麻雀放浪記』ほか10作品を含む名作・傑作19作品が【4K修復版】上映される。さらに、角川映画第1作『犬神家の一族』を手がけた市川崑監督が、今年生誕111周年を迎えることを記念し、『黒い十人の女』『ぼんち』『鍵』『破戒』など【大映】時代の代表作も上映。上映作品8作品のうち、4K修復版は7作品、『黒い十人の女』『ぼんち』『鍵』『破戒』の4作品が4K版初披露となる。
【開催概要】
開催:2026年5月1日(金)より角川シネマ有楽町ほか順次上映、7月4日(土)より大阪シネ・ヌーヴォほか順次上映
※角川シネマ有楽町では、大学生は1,100円(要学生証提示)となる学生応援割を実施
上映作品:40本
※各上映スケジュールは、開催劇場にてご確認ください。
主催:KADOKAWA
公式サイト kadokawa50