Jun 01, 2022 news

絡み合った“並行世界”のふたつの恋 映画『僕が愛したすべての君へ』 / 『君を愛したひとりの僕へ』特報映像が公開

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2016年6月に刊行された乙野四方字の小説「僕が愛したすべての君へ」、「君を愛したひとりの僕へ」(ハヤカワ文庫刊)が原作のアニメーション映画『僕が愛したすべての君へ』、『君を愛したひとりの僕へ』。“並行世界”を行き来することができる世界の同じ名前のふたりの少年が、それぞれの世界でひとりの少女と恋に落ちるラブストーリー。ふたつの世界が絡み合い交差して、お互いがお互いの世界を支え合っている、そんな斬新な設定がTikTokで紹介され話題となり、原作は累計発行部数28万部を突破。

この度、特報映像&ティザービジュアルが公開された。

『僕が愛したすべての君へ』 特報映像

『君を愛したひとりの僕へ』 特報映像

それぞれの特報映像は、「僕たちは生まれた瞬間から無数の選択をして生きている」という同じナレーションからスタートする。“選択”によって異なる人生を歩むことになる同じ名前の少年・暦を主人公に、暦とクラスメイトの和音との日々が描かれる『僕愛』。また違う並行世界で暦と出会い恋仲になる栞との日々を映す『君愛』。

『僕愛』では暦の姿とともにアップテンポな音楽が入り、この世界の暦と一緒に過ごす、85番目の並行世界から来たというクラスメイトの和音との出会いが描かれている。「あっちの世界では恋人なんだけど」と告げる和音と日々を過ごす暦だが、和音がつけている数字の入った腕時計やパソコンに映し出されるエラーコード画面が表示されている意味とは‥‥。

明るい日差しが差し込む真っ青な空の下、“交差点”に佇む学生服を着た少年と少女が描かれているティザービジュアルの『僕愛』は、 「閃光のナイトレイド」、『劇場版 Infini-T Force/ガッチャマンさらば友よ』を手掛けた松本淳が監督を務め、タツノコプロ内の新スタジオレーベルBAKKEN RECORDが制作を担当。

【松本淳監督 コメント】
高崎暦、日高暦、同じであり違う人、別人であり同じ人。縁あって高崎暦と付き合う事になったが幸せなのはどっちの暦なのだろうと考える。それにしても1人の人間が1つの選択肢が違うとかくも違う人生を送るものかと驚かされる。これはSFだけの話だろうかそれとも現実世界でも起こりうる話なのだろうか。でも、2人の暦はプロセスこそ極端に違えど幸せな人生を送ったのではないだろうか。この2つの映画を観た方々はどう思うのだろうか。2本のクロニクル是非あなたの目で確認してください。

『君愛』はスローペースな音楽とともに、別の並行世界にいる暦と栞が仲良く自転車に乗る様子や、見つめ合う2人が描かれ、幸せな雰囲気が伺えるが、次の瞬間「運命だと思った君と結ばれない世界で出会ってしまった」というナレーションとともに、泣き崩れる暦が描かれる。暦はそれぞれの世界で、幸せな結末を迎えることができるのか?

暖かな夕焼け空の下、“交差点”に佇む少年と白いワンピースを着た少女が描かれているティザービジュアルの『君愛』は、「バクマン。」、「のだめカンタービレ」、「わがまま☆フェアリー ミルモでポン!」を手掛けたカサヰケンイチが監督を務め、制作をトムス・エンタテインメントが担当。

【カサヰケンイチ監督 コメント】
選択しなかった世界を垣間見ることができるとしたら、みなさんはどんな世界を覗いてみたいですか。それよりも選んできたこの世界を間違いにしないことを考えるべきなのかもしれませんが、想像してみることは自由です。この世界が豊かな想像力に溢れた世界へと向かっていますように。

『僕愛』と『君愛』の世界を繋ぐ場所として描かれる交差点は、原作者・乙野四方字の生まれ故郷である大分県大分市にある「昭和通り交差点」がモチーフとなっていることも先日の情報解禁後にネット上で話題に。今後この“交差点”が2つの物語が進んでいく上で重要なカギとなっていくのか注目したい。

映画『僕が愛したすべての君へ』、『君を愛したひとりの僕へ』は、10月7日(金)より2作同日公開。

作品情報
映画『僕が愛したすべての君へ』

両親が離婚し、⺟親と暮らす⾼校⽣の⾼崎暦(たかさきこよみ)。ある⽇、クラスメイトの瀧川和⾳(たきがわかずね)に声をかけられる。85番⽬の並⾏世界から移動してきたという彼⼥は、その世界で2⼈が恋⼈同⼠であると告げる‥‥。

監督:松本淳

原作:「僕が愛したすべての君へ」⼄野四⽅字(ハヤカワ⽂庫刊)

制作:BAKKEN RECORD

配給:東映

©2022 「僕愛」「君愛」製作委員会

2022年10月7日(金) 全国公開

公式サイト bokuaikimiai.jp

映画『君を愛したひとりの僕へ』

両親が離婚し、⽗親と暮らす⼩学⽣の⽇⾼暦(ひだかこよみ)。ある⽇、⽗の勤務先で佐藤栞(さとうしおり)という少⼥と出会う。お互いに恋⼼を抱くようになる暦と栞だったが、親同⼠が再婚することを知らされる。ふたりは兄妹にならない運命が約束された並⾏世界への駆け落ちを決断するが‥‥。

監督:カサヰケンイチ

原作:「君を愛したひとりの僕へ」⼄野四⽅字(ハヤカワ⽂庫刊)

制作:トムス・エンタテインメント

配給:東映

©2022 「僕愛」「君愛」製作委員会

2022年10月7日(金) 全国公開

公式サイト bokuaikimiai.jp