2021年最大の超大作である映画『DUNE/デューン 砂の惑星』が大ヒット上映中。本作は“未来が視える”能力を持つ青年、ポール・アトレイデスの物語。ヴェネチア国際映画祭、トロント国際映画祭で「映画館でしか味わうことの出来ない“映画の力“を再提示した作品だ」等、大絶賛の声があがっており、フランスでの記録的大ヒットを皮切りに、ドイツ、イタリア、スペイン、ロシアなどヨーロッパを中心に29の国と地域で初登場No.1を獲得。
これまでアレハンドロ・ホドロフスキーやデヴィッド・リンチなど名立たる監督たちが幾度となく映画化に挑みながらも、困難を極めたスケールと設定の複雑さをもつ伝説のSF小説「デューン/砂の惑星」。そんな伝説の小説を、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の手腕と2021年の最新技術をもってついに完全な形で映像化することができたと話題となっている本作。壮大な世界観はいかにして創り出されたのか、この度、舞台裏を切り取ったメイキング映像が公開された。
撮影において、ヴィルヌーヴ監督はできるだけ視覚効果に頼らないことに重きを置いており、本作の撮影で視覚効果を後で加えるためにグリーンバックを背後に撮影したのは2シーンのみだったという。ヴィルヌーヴ監督は、実際のロケーションやセットでの撮影を実施することに強いこだわりをもっており、ロケーション撮影は、よりリアリティーのある画が撮れる場所を求め、ハンガリー、ヨルダン、アブダビ、ノルウェーなど世界中を駆け巡った。セットについてもヴィルヌーヴ監督の理想通り、視覚効果技術で拡大せずに実寸大のものを使用。広大な図書館やアトレイデス家の邸宅、飛行船などのガジェットまで実際に作り上げ、セットの規模は往年のハリウッドを思わせるクオリティのものだったことが映像からもわかる。
ヴィルヌーヴ監督はインタビューでも「この作品の魂を肌で理解してもらうために、砂漠の奥深くまで連れて行った」と語っている。ティモシー・シャラメは、「実際のロケーションで撮影できることは役者にとってはものすごく恵まれた環境だった」と明かしており、さらに「本作の場合は砂漠、砂の惑星“デューン”が主に舞台となっているが、その惑星自体、ものすごく高熱で過酷な環境。それを、実際に同じような環境で演じることができたので、熱い環境でのストレスだったり、暑さだったり、あるいは疲弊することであったり‥それが演技の助けになってくれた」と語っている。
IMAX社全面バックアップのもと、クリエイターが意図したクオリティの映像&音響が劇場で変換(=劣化)することなく再現可能にし、ラージフォーマットIMAXを超える“究極の映画体験”が可能な「Filmed For IMAX」に認定された世界初の作品として、未だかつて誰も経験したことのない未来型シネマ・エクスペリエンスを実現した本作。
先日、遂に日本で公開されるとIMAXでの上映では良席を求めてチケット発売開始と共に争奪戦が勃発。オープニング3日間のIMAX興収比率が2020年に公開されたクリストファー・ノーラン監督の「TENET テネット」の25.5%を上回り、本作では驚異の29.3%という数値をたたき出した。
SNS上でも「DUNEやばい。伝説ってこうやって始まるのか…」「ありがとう、ドゥニ・ヴィルヌーヴ!」「“歴史的超大作の第1歩”“今世紀を代表する映画”とにかく凄い。人生最高クラスの映画体験」など絶賛の声が相次いでいる。
映画批評サイトRotten Tomatoesでも驚異の91%を最高値として叩き出し、アメリカ、イギリス、韓国、中国などでの公開を控えているにも関わらず、1億2千万ドルを超える大ヒットを記録中。この数字はコロナ禍において特筆すべき数字で、世界中の観客が“究極の映画体験“に歓喜し、混沌とした世界へ一筋の光を射した。
映画『DUNE/デューン 砂の惑星』は、大ヒット上映中。
10,190年、銀河系は分裂した。人類が地球以外の惑星に移住して宇宙帝国を築いたこの世界では、1つの惑星を1つの大領家が治める厳格な身分制度が敷かれていた。レト・アトレイデス公爵は皇帝の命を受けて、砂漠の惑星アラキスを治める事になる。通称デューンとも呼ばれるアラキスは、抗老化作用を持つ香料メランジの唯一の生産地。アトレイデス家には莫大な利益がもたらされる筈だった。しかし妻のジェシカと息子のポールを連れてデューンに乗り込んだレト公爵を待っていたのはメランジの採掘権を持つハルコンネン家と皇帝が結託した陰謀。青い瞳を持つ現地の自由民フレメンは敵か味方か?そしてメランジを守るように突如現れすべてを飲み込む巨大なサンドワームの存在は?その意味は?父を殺されその地位を追われ、全宇宙から命を狙われる青年・ポールとジェシカの運命はいかに。
監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
原作:「デューン / 砂の惑星」フランク・ハーバート著(ハヤカワ文庫刊)
出演:ティモシー・シャラメ、レベッカ・ファーガソン、オスカー・アイザック、ジョシュ・ブローリンス、ステラン・スカルスガルド、ゼンデイヤ、シャーロット・ランプリング、ジェイソン・モモア、ハビエル・バルデムほか
配給:ワーナー・ブラザース映画
©2020 Legendary and Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved
公開中
公式サイト dune-movie.jp