田辺聖子の同名短編小説を犬童一心監督が妻夫木聡と池脇千鶴を迎えて実写映画化した映画『ジョゼと虎と魚たち』。その年の数々の映画賞を受賞し、20年近く経った今も全く色褪ることなく、青春恋愛映画の金字塔として愛され続けている本作が、韓国の人気キャストを迎え、新たな純愛ラブストーリーとして生まれ変わる。
主人公のジョゼを演じたのは「知ってるワイフ」などに出演し、韓国ドラマ界で“ラブコメの女王”として活躍する名女優ハン・ジミン。心優しき青年ヨンソク役には、Netflixの人気ドラマ「スタートアップ:夢の扉」に主演し、いま最もホットな若手俳優であるナム・ジュヒョク。日本実写版のエッセンスを巧みに取り入れながら、四季が織りなす映像美を背景に、官能的でみずみずしい美しさにあふれた二人の物語に仕上がっている。
このたび公開された予告映像は、美しき木々を背景に、ハン・ジミン演じるジョゼの「時にはあなたと遠くへ行きたいと思った」という言葉から始まり、ナム・ジュヒョク演じるヨンソクと徐々に心が近づくことによる喜びや苦しみが収められている。
妻夫木聡と池脇千鶴が出演した『ジョゼと虎と魚たち』(03)を手掛けた犬童一心監督は、「ジョゼは、永遠だ。日本の『ジョゼと虎と魚たち』の”恋”はぶつかるように描いたけど、韓国の”恋”は慈雨のように沁みてきた。」と絶賛。
さらに、予告映像にあわせ本作の場面写真も追加で公開された。
日本版とは異なるエンディングにきっと涙する、韓国版 映画『ジョゼと虎と魚たち』は、10月29日(金)よりkino cinéma横浜みなとみらい/立川髙島屋S.C.館/天神ほか全国公開。
卒業を控えた大学生のヨンソクは、ある日、道端に倒れている車椅子の女性に遭遇する。彼女家まで送り届けたヨンソクは、お礼に夕飯を振る舞われる。足が不自由な彼女は祖母と二人で暮らしていた。ジョゼと名乗る彼女は本で知識を得ることが好きで、独特な感性をもつ。そんな自分だけの世界観をもつ魅力的なジョゼに、ヨンソクは段々と興味をもっていく。時々ジョゼの家を訪れるようになったヨンソクは、ジョゼには親がいなく、養護施設から逃げ出し、おばあさんに拾われてから自分の世界に閉じこもっている事を知る。その事実を知り、ジョゼへの想いを強くしたヨンソクは、大学の女友達のツテを頼って、市の補助金でジョゼの家の改装にこぎつける。だが、ヨンソクと女友達の親密そうな雰囲気を察したジョゼは彼を拒絶するのだった・・・。
脚本・監督:キム・ジョングァン
出演:ハン・ジミン、ナム・ジュヒョク
配給:キノシネマ
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2021年10月29日(金) kino cinéma横浜みなとみらい / 立川髙島屋S.C.館 / 天神ほか全国公開