第78回カンヌ国際映画祭 批評家週間にタイ映画として初選出からグランプリ獲得。アカデミー賞国際長編映画賞タイ代表にも選出され、各国メディアから「ジャンルでは括れない」「驚くほど独創的」と異例の注目を集めた映画『ユースフル・ゴースト』。このたび本作の予告映像が公開された。
本作の舞台は、粉じん公害が深刻化するタイ・バンコク。最愛の妻・ナットを呼吸器疾患で亡くしたマーチは悲嘆に暮れる日々を送っていた。ある日、ナットの魂は掃除機に宿るかたちで舞い戻り、ふたたび愛を確かめ合う二人。その頃、マーチの家族が経営する工場では、死亡した従業員の霊が機械に取り憑き、操業停止に追い込まれていた。霊に悩まされる家族や社会から拒絶されたナットは、工場の除霊に協力することで、夫への真実の愛そして自らの存在を“役に立つ幽霊”だと証明しようとするが‥‥。

監督・脚本を務めたのは、短編映画『赤いアニンシー; あるいはいまだに揺れるベルリンの壁をつま先で歩く』で2020年ロカルノ国際映画祭に選出され、国際コンペティションでジュニア審査員賞を受賞したラッチャプーム・ブンバンチャーチョーク。タイでは誰もが知る怪談「メー・ナーク・プラカノーン」(死後も現世にとどまり、夫と禁断の愛を深めていった女性“メー・ナーク”にまつわる物語)に着想を得たという本作。亡き妻が掃除機に宿って夫の元へ戻ってくるという奇想天外な設定を起点にしながら、記憶と忘却、個人と社会、愛と有用性といったテーマへと静かに深度を増していく。


主演は、2013年“メー・ナーク”の怪談をリメイクし、タイでメガヒットを記録した『愛しのゴースト』でメー・ナーク役を演じて一躍スターダムにのしあがったダビカ・ホーン。Instagramフォロワーは1,800万人を超え、”絶世の美女”の異名を持つ彼女だが、今作では「掃除機に宿る幽霊」というさらなる難役を、その圧倒的な存在感と繊細な表現力で見事に演じきった。

共演には、ウィットサルート・ヒンマラート(「運命のふたり」「ティーヤイ: ボーン・トゥ・ビー・バッド」)、アパシリ・ニティポン(『デュー あの時の君とボク』『ハッピー・オールド・イヤー』)ら実力派が名を連ね、現実と夢のあわいを漂う物語に揺るぎないリアリズムをもたらしている。

このたび公開された本予告映像のナレーションを務めたのは、Netflixシリーズ「地獄に堕ちるわよ」をはじめ、数々の映画やドラマの名物“夫“役として存在感を放つ俳優・田村健太郎。田村は「幽霊となって帰ってきた妻、その存在を信じ切る夫。まるで彼岸のハネムーンのような美しいシーン。しかし人と幽霊になろうとも、夫婦である限り二人の関係は進んで行きます。幽霊も変わる、夫婦も変わる。儚さと生々しさにたっぷり酔わされました。僕の夢にも出てきてほしいなあ」とコメントを寄せている。
映画『ユースフル・ゴースト』は、2026年7月10日(金)より全国公開。

粉じん公害が深刻化するタイ・バンコク。最愛の妻・ナットを呼吸器疾患で亡くしたマーチは悲嘆に暮れる日々を送っていた。ある日、ナットの魂は掃除機に宿るかたちで舞い戻り、ふたたび愛を確かめ合う二人。その頃、マーチの家族が経営する工場では、死亡した従業員の霊が機械に取り憑き、操業停止に追い込まれていた。霊に悩まされる家族や社会から拒絶されたナットは、工場の除霊に協力することで、夫への真実の愛そして自らの存在を“役に立つ幽霊”だと証明しようとするが‥‥。
監督・脚本:ラッチャプーム・ブンバンチャーチョーク
出演:ダビカ・ホーン、ウィットサルート・ヒンマラート、アパシリ・ニティポン、ワンロップ・ルンカムチャット、ウィサルット・ホームフアン ほか
配給:SUNDAE (Powered by Filmarks)
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2026年7月10日(金) 全国公開
公式サイト useful-ghost