全寮制高校の一年に密着し、言葉を交わすことの痛みと希望に向き合う若者たちの姿を映し出すドキュメンタリー映画『聴く隣人のいるところ』が全国順次公開される。
本作は、島根県江津市、浅利富士の中腹に佇み、国内外から集まった若者と教師が共に暮らす全寮制の愛真高校の一年を記録したドキュメンタリー。生徒数わずか34名のこの学校では、生徒たちは親元を離れ、仲間と寝食をともにしながら3年間を過ごす。スマートフォンもインターネットもない生活の中にあるのは、学友や教師との対話、そして音楽。少し不便で外界から距離を置いた環境だからこそ、人と向き合う時間が自然に生まれる。ここでは、意見を述べるだけでなく、相手の言葉を聞き、受け止め、ときにぶつかることが当たり前に繰り返される。 生活の指針である「決まり心得」もまた、「全体会」と呼ばれる場で生徒と教職員が議論を重ねながら更新されてきた。生徒は自分の声を持つことが他者の声に耳を澄ますことへつながるということを知っていく。


監督は同校出身の早川嗣。写真家・映画監督の本橋成一の制作に携わってきた早川が、母校にカメラを向け完成させた。早川自身の青春時代を省みながら撮り溜めた記録であり、彼の本格的デビュー作でもあると同時に、2025年12月に逝去した本橋が支援し、最後に世に送り出した作品となった。


いま、声はあふれている。けれど、その声は互いに届いているだろうか。「自分の意見を持て」と求められ続けた時代の先で、私たちは他者の声を引き受ける力を手放してはいないか。本作は、学生たちの喜怒哀楽とともに、小さな学舎で対話が生まれる時間を映し出す。
映画『聴く隣人のいるところ』は、2026年6月6日(土)より全国順次公開。

島根県江津市、浅利富士の中腹に佇む全寮制の愛真高校。生徒数わずか34名のこの学校では、生徒たちは親元を離れ、仲間と寝食をともにしながら3年間を過ごす。スマートフォンもインターネットもない生活の中にあるのは、学友や教師との対話、そして音楽。少し不便で外界から距離を置いた環境だからこそ、人と向き合う時間が自然に生まれる。ここでは、意見を述べるだけでなく、相手の言葉を聞き、受け止め、ときにぶつかることが当たり前に繰り返される。 生活の指針である「決まり心得」もまた、「全体会」と呼ばれる場で生徒と教職員が議論を重ねながら更新されてきた。生徒は自分の声を持つことが他者の声に耳を澄ますことへつながるということを知っていく。
監督・撮影・編集:早川嗣
出演:キリスト教愛真高校 2024年度在籍者
配給:ポレポレタイムス社
©︎ポレポレタイムス社
2026年6月6日(土) ポレポレ東中野ほか全国順次公開
公式サイト kikurin