国内外から賛辞を浴びる世界的監督・濱口竜介の最新作、映画『急に具合が悪くなる』。このたび本作の本予告映像とメインビジュアルが公開された。
本作の中心人物は、介護施設の施設長マリー=ルーと、舞台演出家でありステージⅣのがん患者である真理。マリー=ルーは⼊居者を⼈間らしくケアすることを理想としつつ、人手不足やスタッフの無理解などに悩まされている。そんな中、マリー=ルーは日本人の演出家・真理に出会い、同じ名前の響きを持つ偶然に導かれて、二人の交流が始まる。しかし、あるとき真理は「急に具合が悪くなる」。真理の病の進行とともに、二人の関係は劇的に深まり、互いの魂を通わせ合うようになる‥‥。
『ドライブ・マイ・カー』でアカデミー賞国際長編映画賞およびカンヌ国際映画祭脚本賞を受賞し、『悪は存在しない』でヴェネチア国際映画祭銀獅子賞、『偶然と想像』でベルリン国際映画祭銀熊賞に輝くなど、国内外から圧倒的な賛辞を浴びる世界的監督、濱口竜介。その待望の最新作である本作は、カンヌ国際映画祭コンペティション部門へ正式出品されることが決定。濱口監督にとって同部門への選出は『寝ても覚めても』、脚本賞を受賞した『ドライブ・マイ・カー』に続き3度目の快挙となる。
主人公のふたりを演じるのは、『ベネデッタ』で世界的な注目を集めた仏トップ女優ヴィルジニー・エフィラと、トップモデル「TAO」として一時代を築き、『ウルヴァリン:SAMURAI』などハリウッドを中心に国際的なキャリアを重ねる岡本多緒。日仏の実力派によるW主演の脇を固めるのは、『敵』で第37回東京国際映画祭最優秀男優賞などに輝いた名優・長塚京三と、主演作『見はらし世代』で高い評価を受け、現在もテレビドラマ「サバ缶、宇宙へ行く」に出演している気鋭の俳優・黒崎煌代。


このたび公開された本予告映像は、「私、進行がんで余命半年って言われて‥‥急に具合が悪くなるかもしれないって」という、真理の衝撃的な告白から幕を開ける。その言葉を客席からマリー=ルーが真剣な眼差しで見つめている。続いて映像は、主人公ふたりのコントラストを映し出す。理想の介護を追求するあまり、「現場の仕組みを変えないと、介護は変わらない」と施設内で孤軍奮闘するマリー=ルー。一方、マリー=ルーが思わず「余命わずかなんて信じられない」とこぼすほどに生命力を放つ、がんを抱えて生きる演出家、真理。
「それは運命的な出会いだった」。その言葉通り、ふたりは出会ってすぐに、国境や言葉の壁を越え、魂のレベルで深く共鳴していく。「あなたともっとたくさん話したい」と微笑む真理に対して、「怖い?‥‥死ぬこと」と静かに問いかけるマリー=ルー。ふたりの穏やかな対話が、パリの美しい風景とともに切り取られていく。しかし映像の後半、事態は急転する。真理が芝生の上に崩れ落ち、マリー=ルーが駆け寄る。

「認知症、老い、死‥‥どれも解決できない」という台詞と共に涙ぐむマリー=ルーと真理が映し出されたあとに、「我々が開くのはこの世界の新たな可能性だ」という長塚京三演じる俳優・清宮吾朗の力強いセリフが重なる。さらに、黒崎煌代演じる自閉スペクトラム症の少年・窪寺智樹が穏やかな表情で空を見上げている姿も映し出される。夜の街で車椅子を押す真理が「悪あがきしようよ 一緒に。」とつぶやき、マリー=ルーが「いいね」と静かに力強く答える。最後に映し出される、ふたりの熱い抱擁と、「生涯忘れえぬ3時間16分」というキャッチコピーが、希望と生のエネルギーに満ちた、心を揺さぶる作品であることを予感させる本予告映像となっている。

あわせて公開されたポスタービジュアルは、美しい夜の街明かりが煌めくセーヌ川沿いの水辺を背景に、マリー=ルーと真理が並んで佇む姿が切り取られ、「この魂の出会いが、世界を変える」という力強いキャッチコピーが並び、ふたりの間に結ばれる深い絆を感じさせるデザインとなっている。
映画『急に具合が悪くなる』は、2026年6月19日(金)より全国公開。

パリ郊外の介護施設「⾃由の庭」の施設長であるマリー=ルー・フォンテーヌは⼊居者を⼈間らしくケアすることを理想としつつ、人手不足やスタッフの無理解などに悩まされている。そんな中、マリー=ルーは森崎真理という日本人の演出家に出会う。がん闘病中の真理が演出するのは、自閉スペクトラム症の孫・智樹と行動を共にする俳優・清宮吾朗の一人芝居。真理の描く演劇に勇気をもらったマリー=ルー。同じ名前の響きを持つ偶然に導かれて、二人の交流が始まる。しかし、あるとき真理は「急に具合が悪くなる」。真理の病の進行とともに、二人の関係は劇的に深まり、互いの魂を通わせ合うようになる。
監督:濱口竜介
原作:宮野真生子・磯野真穂著『急に具合が悪くなる』(晶文社)
主演:ヴィルジニー・エフィラ、岡本多緒、長塚京三、黒崎煌代
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2026年6月19日(金) 全国ロードショー
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