Feb 26, 2026 news

カンヌ出品作 映画『ドランクヌードル』 都市と自然、記憶と欲望がゆるやかに混ざり合う全4章

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第78回カンヌ国際映画祭でACID部門に出品された映画『ドランクヌードル』の日本公開が決定した。

本作では、ブルックリンの都市と州北部の森を舞台に、日常と記憶、幻想が交錯する。美大生のアドナンは夏のあいだ、叔父の洒脱な自宅で留守番をするためにニューヨーク・ブルックリンにやって来る。同時にギャラリーでインターンを始めるが、そこで展示されているのは、去年の夏、彼が出会った奇抜な刺繍アーティストの作品だった。過去と現在が交錯し始めるなか、官能と創造の出会いの連なりが、アドナンの日常の輪郭を曖昧にしていく。

2025年の第78回カンヌ国際映画祭ACID部門で話題を呼んだ、都市と自然、記憶と欲望がゆるやかに混ざり合う全4章の冒険。アルゼンチン出身でニューヨークを拠点とする気鋭の映画作家・ファッションデザイナーのルシオ・カストロが贈る、斬新にして詩的な傑作が、待望の日本上陸を果たす。その才能は長編デビュー作『世紀の終わり』ですでに高く評価され、IndieWireでは「21世紀のベスト・クィア映画のひとつ」と称された。日本では2021年開催の第29回レインボー・リール東京 ~東京国際レズビアン&ゲイ映画祭~でも上映されている。

本作の着想源となったのは、アメリカの刺繍アーティスト、サル・サランドラの作品。伝統的なニードルポイント技法を用いながら、あえて露骨でユーモラスな性的モチーフを描く彼の刺繍は、色彩豊かで遊び心に満ちている。その自由な感性は本作の随所に息づき、映像世界と静かに響き合う。

このたびの発表にあわせて予告映像も公開された。軽やかなピアノ曲にのせて、アドナンがブルックリンへとやってくるシーンから幕を開け、サル・サランドラの刺繍作品や、牧神ファウヌスが現れる幻想的な世界の一端を垣間見ることができる。思いがけない出会いと別れは、アドナンの夏をどのように彩るのか‥‥。

さらに、窓辺に身を預け、夏の日差しに包まれながら、窓の外を見つめるアドナンの姿を印象的に捉えた日本版ポスタービジュアルも公開。ポスターの下部には公園の風景が広がり、アドナンの夏の冒険の行方を想像させる構図となっている。また波打つように配置されたキャッチコピー「夏、夜、出会い、言葉、身体を重ねてほどいて」は、刺繍の質感を想起させる。記憶の断片や感情の糸を一針一針すくい上げるかのように紡がれる、『ドランクヌードル』の作品世界を表現したビジュアルとなっている。

映画『ドランクヌードル』は、2026年5月1日(金)より全国公開。

作品情報
映画『ドランクヌードル』

美大生のアドナンは夏のあいだ、叔父の洒脱な自宅で留守番をするためにニューヨーク・ブルックリンにやって来る。同時にギャラリーでインターンを始めるが、そこで展示されているのは、去年の夏、彼が出会った奇抜な刺繍アーティストの作品だった。過去と現在が交錯し始めるなか、官能と創造の出会いの連なりが、アドナンの日常の輪郭を曖昧にしていく。

監督・脚本・編集:ルシオ・カストロ

出演:レイス・カリフェ、ジョエル・アイザック、エズリエル・コーネル、マシュー・リッシュ

配給:ミモザフィルムズ

© 2025 Lucio Castro Inc.

2026年5月1日(金) Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、アップリンク吉祥寺ほか全国公開

公式サイト drunkennoodles