Nov 25, 2025 news

香川照之と気鋭の監督集団「5月」が再タッグ! 災いの周辺に潜む“男”の正体とは 『災 劇場版』

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WOWOWで放送された「連続ドラマW 災(さい)」を再構築し、全く新しい「恐怖」を描く映画として、観る者の信じる恐怖を覆すサイコ・サスペンス 『災 劇場版』。この度、本作のティザー予告映像とポスタービジュアルが公開された。

家族や進路に悩む女子高生、ある過去を抱えた運送業の男、冴えないショッピングモールの清掃員と理容師、負債を抱えた旅館の支配人、平凡な主婦。ある日、彼らのささやかな日常が、なんの前触れもなく不可解な〝災い〟に襲われる。警察にはすべて自殺や事故として処理されるが、何かがおかしい。刑事の堂本だけが妙な気配を感じ取り、災いの真相に迫っていく。その災いの周辺には、いつもある“男”が紛れ込んでいた‥‥。

本作の監督・脚本・編集を務めた関友太郎と平瀬謙太朗が所属する監督集団「5月」は、初作品となる短編映画『八芳園』でカンヌ国際映画祭短編コンペティション部門に正式招待され、その後の短編映画『どちらを』でも同部門に再度招待されるなど、その活動が世界中から注目を集めている。初の長編映画『宮松と山下』では、スペイン語圏最大の歴史あるサン・セバスティアン国際映画祭New Directors部門に招待され、それに続く本作も、同映画祭で2作連続かつ、アルノー・デプレシャン、エドワード・ベルガーといった名匠たちが名を連ねたコンペティション部門での正式招待という快挙を成し遂げた。主演は前作からの再タッグとなる香川照之が務め、中村アンをはじめとする主役級のキャストが脇を固めている。

この度公開されたティザー予告映像は、監督自らがディレクションしたもの。「誰もが、自分には関係ないと思っていた」というテキストと共に、女子高生や、運送業者、ショッピングモールの清掃員など、あらゆる場所でささやかな日常を送る人々が映し出される。一方刑事たちは複雑な表情を浮かべ、中村アン扮する堂本は涙を流している。そして、様々な服装、髪型、雰囲気を漂わせた男(香川照之)が次々と映し出される。この男は一体何者なのか? また「いつどこで誰が災難に合うかなんて誰も分からないんだよ」「人は理由もなく死なないので」という意味深な台詞、車の下敷きになった足元や海に浮かぶ髪の毛など不安を煽るカットが続き、最後の若い男の泣き叫ぶ姿が物語の混沌さを想起させる。

『災 劇場版』は、2026年2月20日(金)より全国公開。

作品情報
『災 劇場版』

家族や進路に悩む女子高生、ある過去を抱えた運送業の男、冴えないショッピングモールの清掃員と理容師、負債を抱えた旅館の支配人、平凡な主婦。ある日、彼らのささやかな日常が、なんの前触れもなく不可解な〝災い〟に襲われる。警察にはすべて自殺や事故として処理されるが、何かがおかしい。刑事の堂本だけが妙な気配を感じ取り、災いの真相に迫っていく。その災いの周辺には、いつもある「男」が紛れ込んでいた‥‥。

監督・脚本・編集:関友太郎、平瀬謙太朗

出演:香川照之、中村アン、竹原ピストル、宮近海斗、中島セナ、松田龍平、内田慈、藤原季節、じろう(シソンヌ)、坂井真紀、安達祐実、井之脇海

配給:ビターズ・エンド

©WOWOW

2026年2月20日(金) 新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開

公式サイト SAIdisaster