本日10月27日(月) 日比谷にて、第38回東京国際映画祭が開幕した。今年も日本の映画人が多数参加し、海外からも多くのゲストを迎え、華やかなスタートを切った。
東京ミッドタウン日比谷のステップ広場から日比谷仲通りにかけて敷かれた162mのレッドカーペットには、トップバッターとしてオープニング作品の『てっぺんの向こうにあなたがいる』から吉永小百合、のん、阪本順治監督が登場。

その後、フェスティバル・ナビゲーターの瀧内公美がブラックのドレスを身にまとい登場したほか、『ナイトフラワー』の北川景子、森田望智、『君の顔では泣けない』の芳根京子、髙橋海人、『兄を持ち運べるサイズに』の柴咲コウ、満島ひかり、『佐藤さんと佐藤さん』の岸井ゆきの、宮沢氷魚、『ダブル・ハピネス』の吉岡里帆、『トリツカレ男』の佐野晶哉、柿澤勇人、『迷宮のしおり』のSUZUKA 新しい学校のリーダーズ、伊東蒼、齋藤潤、『スキャンダルイブ』の柴咲コウ、川口春奈、『GENERATIONS:The Documentary』よりGENERATIONSのメンバー、エシカル・フィルム賞審査委員長の池田エライザ、海外から『母なる大地』のファン・ビンビン、『イン・アイ・イン・モーション』のジュリエット・ビノシュ監督、コンペティション部門審査委員としてグイ・ルンメイなど、豪華ゲストが華麗な衣装とファンサービスで観客を魅了した。


レッドカーペットイベント終了後、東京宝塚劇場にて行われたオープニングセレモニーでは、今年のナビゲーターを務める瀧内公美が登壇。デビュー当時から足繁く通ったこの映画祭のナビゲーターができて光栄です。今日から10日間、映画をお楽しみください」と任命に対する想いを語り「今年はアジア学生映画コンファレンス部門が新設されました。個人的に非常に楽しみです。皆様と映画の魅力を分かち合えますと幸いです」とコメント。

ジュリエット・ビノシュ監督とのクロストークでは、ビノシュ監督が「Go For It. 精一杯突っ走ってください。どんな芸術形態にせよ、自分自身の独立した考えを持って、芸術に勤しむ、情熱を持って勤しむことが大切です。頑張ってください」と来場した映画関係者に励ましの言葉を伝えた。

その後、井野俊郎経済産業省経済産業副大臣の祝辞が披露され、今年の審査委員が紹介。コンペティション部門の審査委員長であるカルロ・シャトリアンの挨拶では「私にとって、映画を愛する誰しもにとって大事な国である日本に来られて嬉しいです まだ作品を見られていないのですが、それぞれ違ったバックグラウンドを持った審査委員が集まりました。会期中にお互いや世界を深く知ることができる豊かさを映画祭がもたらしてくれるでしょう」と審査に対しての思いが語られた。
オープニング作品の『てっぺんの向こうにあなたがいる』からは、監督の阪本順治、吉永小百合、のんが登場。吉永小百合は特別功労賞を受賞したことについて「素晴らしい賞をいただきまして、ありがとうございます。これからも一歩一歩映画の道を歩いていけたらと思います」とコメント。最後はチェアマンの安藤裕康による開催宣言で締めくくられ、会場には大きな拍手が鳴り響いた。
「第38回東京国際映画祭」は、2025年11月5日(水)まで開催中

開催期間:2025年10月27日(月)~11月5日(水)
会場:日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区
◆オープニング作品
『てっぺんの向こうにあなたがいる』
監督:阪本順治
2025年10月31日(金) 公開
公式サイト teppen-movie
©2025「てっぺんの向こうにあなたがいる」製作委員会
◆センターピース作品
『TOKYOタクシー』
監督:山田洋次
2025年11月21日(金) 公開
公式サイト movies.shochiku.co.jp/tokyotaxi-movie/
©2025映画「TOKYOタクシー」製作委員会
◆クロージング作品
『ハムネット』
監督:クロエ・ジャオ
©2025 FOCUS FEATURES LLC.
©2025 TIFF
公式サイト tiff