May 21, 2025 news

「この歌声は誰だ!? 」いしいしんじによる名作小説がミュージカルアニメーションに! 主人公ジュゼッペが高らかに歌う特報映像公開 映画『トリツカレ男』

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いしいしんじによる名作小説がミュージカルアニメーションとして映画される。この度、映画『トリツカレ男』の特報映像とティザービジュアルが公開された。

原作小説「トリツカレ男」は2001年に刊行され、2006年に新潮社より文庫化。物語の魅力にまさに“トリツカレている”アツいファンも多く存在し、これまでに4度も舞台化されるなど、長年にわたって愛されている。

監督は、『映画クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボと一ちゃん』の髙橋渉、脚本は、ドラマ「腐女子うっかりゲイに告る」『サマーフィルムにのって』などを手掛けてきた三浦直之。キャラクターデザインは荒川眞嗣、アニメーション制作はシンエイ動画が担当する。

ひとたび何かに夢中になると、ほかのことが目に入らなくなってしまうジュゼッペは、街のみんなから“トリツカレ男”と呼ばれている。三段跳び、探偵、歌。ジュゼッペがとりつかれるものは誰も予想ができないものばかりだ。行き場のないネズミのシエロに話しかけるうちにネズミ語をマスターしたジュゼッペ。昆虫採集に夢中になっていると、公園で風船売りをしているペチカに一目惚れ。今度はペチカに夢中になった。勇気を出してペチカに話しかけたジュゼッペだったが、ペチカの心には悲しみがあった。大好きなペチカのため、相棒のシエロとともに、彼女が抱える心配事を、これまでとりつかれた数々の技を使ってこっそり解決していく。

【コメント】

▼いしいしんじ
浅草のせまい一室で、誰にも知られず書き連ねたことばのかたまりが、色を、かたちを、音を、動きを与えられ、こうして世に出てゆく。絵コンテ、アフレコなどの制作過程を途中で覗かせてもらい、スタッフの方々のトリツカレぶりに深く感銘をうけた。動かないはずのものに、みな一心に、あらたな命を吹きこんでいた。アニメ愛をつづった手塚治虫の漫画「フィルムは生きている」のタイトルを借りるなら、まさしく「ものがたりは生きている」と思った。

▼髙橋渉(監督)
エンターテイメントをやりましょう!とプロデューサーから原作小説を渡されてはや4年が過ぎました。その間、世の中は悲しく、つらい出来事がたくさん起こり、今も続いています。この映画は奇妙な男ジュゼッペと風船売りのペチカの愛の物語です。誰かが誰かを想い、助けることは素晴らしいことだと大きくうたう映画です。個性あふれるスタッフ、キャストの力で作り上げることができました。こんなにもまっすぐなお話を皆様にお届けできることを嬉しくおもいます。

映画『トリツカレ男』は、2025年 秋公開。

作品情報
映画『トリツカレ男』

ひとたび何かに夢中になると、ほかのことが目に入らなくなってしまうジュゼッペは、街のみんなから“トリツカレ男”と呼ばれている。三段跳び、探偵、歌。ジュゼッペがとりつかれるものは誰も予想ができないものばかりだ。行き場のないネズミのシエロに話しかけるうちにネズミ語をマスターしたジュゼッペ。昆虫採集に夢中になっていると、公園で風船売りをしているペチカに一目惚れ。今度はペチカに夢中になった。勇気を出してペチカに話しかけたジュゼッペだったが、ペチカの心には悲しみがあった。大好きなペチカのため、相棒のシエロとともに、彼女が抱える心配事を、これまでとりつかれた数々の技を使ってこっそり解決していく。

監督:髙橋渉 

脚本:三浦直之

原作:いしいしんじ「トリツカレ男」(新潮文庫刊)

配給:バンダイナムコフィルムワークス

©2001 いしいしんじ/新潮社 ©2025映画「トリツカレ男」製作委員会

2025年 秋公開

公式サイト toritsukareotoko-movie