Apr 17, 2025 news

主演・製作総指揮ケイト・ウィンスレットが、20世紀を代表する女性報道写真家への敬意と映画化への想いを語る 映画『リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界』

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映画『シビル・ウォー アメリカ最後の日』でキルスティン・ダンストが演じた主人公のモデルにもなった実在したひとりの女性、リー・ミラーの情熱的で数奇な運命を描いた、映画『リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界』。この度、本作でリー・ミラーを演じた主演 ケイト・ウィンスレットが、本作映画化への想いを明かすインタビュー映像が公開された。

本作は、トップモデルから転身、歴史的一枚“ヒトラーの浴室”を記録した、20世紀を代表する女性報道写真家の情熱的で数奇な運命を描く実話を映画化している。マン・レイ、パブロ・ピカソ、ココ・シャネル、ジャン・コクトー、ダリ、コンデ・ナストら時の天才たちを魅了してきたリー・ミラーの輝きは、写真家へと転身してからも光りを放ち、凄まじい情熱とエネルギーで戦場へ赴く写真家となった。

© Lee Miller Archives, England 2025. All rights reserved.

この度公開されたのは、本作で主演・製作総指揮を務めたケイト・ウィンスレットのインタビュー映像。自身が演じたリー・ミラーについて、ケイトはもともと「知っているのは戦争報道記者だったという程度なの」と語り始める。しかし、リーに関するとあるテーブルとの出会いから、彼女の人生に惹かれて映画化を考え始めていたそうで、製作総指揮として本作のために費やした時間は8年以上にも及ぶという。

ケイトは、脚本を練っていた当時を振り返り「私たちがこの映画の脚本を作っている最中に、世界は歴史的な変化を遂げた。変化のおかげで、リーの真の姿やほかの女性を支えてきたその在り方がより鮮明になった気がする。“#MeToo”運動も脚本の執筆中に起きたし、ウクライナで戦争も始まった。少し前の時代とは女性の言葉を聞く態度が大きく変わった」と明かし、だからこそ「リーの映画を作れることが誇らしい」「本作を作れて心から誇りに思う」と今の時代にこの映画を届けられることへの想いを熱く語る。

映画『リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界』は、2025年5月9日(金)よりロードショー。

作品情報
映画『リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界』

1938年フランス、リー・ミラーは、芸術家や詩人の親友たち、ソランジュ・ダヤンやヌーシュ・エリュアールらと休暇を過ごしている時に芸術家でアートディーラーのローランド・ペンローズと出会い、瞬く間に恋に落ちる。だが、ほどなく第二次世界大戦の脅威が迫り、一夜にして日常生活のすべてが一変する。写真家としての仕事を得たリーは、アメリカ「LIFE」誌のフォトジャーナリスト兼編集者のデイヴィッド・シャーマンと出会い、チームを組む。そして1945年従軍記者兼写真家としてブーヘンヴァルト強制収容所やダッハウ強制収容所など次々とスクープを掴み、ヒトラーのアパートの浴室でポートレイトを撮り戦争の終わりを伝える。だが、それらの光景は、リー自身の心にも深く焼きつき、戦後も長きに渡り彼女を苦しめることとなる。

監督:エレン・クラス

製作:ケイト・ウィンスレット、ケイト・ソロモン

出演:ケイト・ウィンスレット、アンディ・サムバーグ、アレクサンダー・スカルスガルド、マリオン・コティヤール、ジョシュ・オコナー、アンドレア・ライズボロー、ノエミ・メルラン

配給:カルチュア・パブリッシャーズ 

© BROUHAHA LEE LIMITED 2023

2025年5月9日(金) ロードショー

公式サイト culture-pub.jp/leemiller_movie/index